看護師転職サイトおすすめランキング14社を比較！転職経験者の口コミも

この記事では、看護師におすすめの転職サイトを紹介してます。
各サイトを利用した人の口コミやどのようなサポートを受けることができるかを解説します。

転職先選びに失敗したくない看護師は、この記事を読んで希望通りの職場への転職を実現しましょう。

自分に合った看護師向け転職サイトがたったの10でわかる「看護師向け転職サイト診断」も用意利用してみてください。

看護師が転職サイトを選ぶときは求人数やサポート内容をチェック！

看護師の転職では、転職先の選択肢の多さと院内の人間関係や雰囲気を事前に把握していなければ、希望する条件の転職先が見つからなかったり、せっかく転職しても人間関係が合わず早期退職につながってしまいます。

看護師が希望通りの転職を実現するために、どのような転職サイトに登録すればよいかポイントを3つ紹介します。

求人数と医療施設の種類が豊富で選択肢が多い

看護師が登録する転職サイトを選ぶときに、まずチェックしたいのが「求人数の多さ」です。
求人数が多いと希望条件に合った職場が見つかりやすいため、求人数は必ずチェックしてください。

また、求人数だけではなくどのような施設の求人を取り扱っているかにも注目しましょう。
看護師は、病院以外にも介護施設や美容クリニックなど様々な医療施設への転職が可能です。
就業先により業務内容や職場の雰囲気などが大きく異なるため、多くの医療施設の求人を取り扱っている転職サイトであれば、視野が広がりこれまで気づかなかった自分に合っている転職先を見つけることができます。

求人数が10万件を下回るサイトだと取り扱っている医療施設の種類が少なかったり希望の条件を満たす求人が少ない場合があります。
特に行きたい医療施設が明確になっていなかったり、様々な求人を比較して自分の希望に合う転職先を見つけたいという方は、取り扱っている求人が10万件以上の転職サイトに登録することで、より多くの選択肢の中から転職先を選ぶことができるのでおすすめです。

※2024年6月20日現在

書類添削や面接対策などの転職サポート内容が充実しているか

看護師向けの転職サイトは数多くあり、それぞれ得意なサポート内容に違いがあります。

転職活動をした半数以上の看護師が書類作成や面接対策に苦労しているので、特に履歴書・職務経歴書添削や面接対策に強い転職サイトを選ぶことがおすすめです。

院内の人間関係など内部情報に詳しいか

看護師の転職理由に多く上げられるのが、職場の「人間関係」の悩みによるものです。
転職経験がある看護師に転職を決断した理由をアンケートで集計した結果、回答者の3人に1人が人間関係が原因で転職をしたと回答しております。

転職先の雰囲気やどのような人と一緒に働くのかを把握しないまま転職してしまうと、転職後も人間関係の悩みが解決できない可能性があります。
登録する転職サイトを決める際は、「転職先へ訪問して直接ヒアリングをしているか」「転職した人の声が聞けるか」などを確認することが重要です。

看護師向けの転職サイトを選ぶときは、実際に転職先に足を運んで情報収集しているか、公式サイトに転職した人のアンケートが掲載されていて内部事情を確認できるかに注目しましょう。

看護師におすすめの転職サイト比較ランキング！口コミや求人数・対応施設を紹介

看護師が利用したいおすすめ転職サイトの求人数やサポート内容などを比較しました。
各サイトを利用した看護師からアンケートにて集計した口コミも掲載しているので、参考にしてください。

20代～50代までの年代別の看護師におすすめの転職サイト

看護師向け転職サイトには、「サポートの内容が手厚い」、「経験が浅くても応募できる求人が多い」などサイトによってさまざまな特徴があります。
自身の年代や経験にピッタリな転職サイトに登録することによって、転職活動をスムーズに進めることができます。

以下にて、年代別に登録したい看護師向け転職サイトを紹介します。

20代の看護師が転職活動を始める際にまず登録しておきたいのが、看護roo!です。
看護roo!は「求人の探し方」や「面接時の服装」についてイラスト形式で説明する「はじめての転職サポートブック」をプレゼントしているので、転職が初めての20代の方でも求人検索や面接時のマナーなどに迷うことなく対応することができます。

また、20代の転職ではやりたいことが明確に決まっていない場合が多いですが、看護roo!は非常に多くの求人を保有しているため、キャリアアドバイザーと相談し多くの選択肢から決めることができます。
会員登録時に入力した情報から簡単に履歴書を職務経歴書を作ることもできるので、転職の書類作成が初めての方でも不備なく作成することが可能です。

30代の看護師で転職を考えているなら、レバウェル看護への登録がおすすめです。
レバウェル看護は夜勤のない日勤常勤の求人を6万件以上（2024年6月現在）保有しており、子育てや労働環境の改善などの理由が多くなる30代の看護師にはピッタリの転職サイトです。
また、休日が固定であることが多いクリニックの求人も数多く保有しているため、ワークライフバランスを重視した求人に応募するならレバウェル看護に登録しましょう。

レバウェル看護ではキャリアアドバイザーが医療施設に訪問して情報収集しているため、ミスマッチが起こりにくく長く働ける可能性も高くなります。

40代以降で転職を考えている看護師は、ジョブメドレーに登録しましょう。
ジョブメドレーはエージェント型の転職サイトではなく、自分で直接求人を探して応募するので、ある程度キャリアがあり職場の雰囲気がイメージできる40代以降であれば、ストレスを感じることなく自分のペースで転職活動を進めることができます。
また、40代・50代が活躍している求人に絞り込んで検索ができるため、自分に合った求人を探しやすいというメリットもあります。

登録するとマイページから簡単に履歴書が作成でき、企業からスカウトを受け取ることもできるので、手間をかけずに転職活動が完了するという場合もあります。

施設形態別の看護師におすすめの転職サイト

看護師資格を活かしながら仕事ができる施設は数多くあり、利用する転職サイトによって求人数や受けられるサポートが異なります。
例えば、美容クリニックを希望している場合、看護師ワーカーだと求人数が300件以下なのに対して、マイナビ看護師の場合は1,300件以上と大きな差があります。（2024年7月時点）

希望する施設形態の求人が少ない転職サイトを登録してしまうと、自分に合った求人が見つけられなかったり、施設形態に沿ったサポートが受けられず、転職活動が長引いてしまう可能性があります。
以下では、施設形態別におすすめの転職サイトを紹介しているので、自分が希望する施設に合ったサイトに登録しましょう。

看護roo!は数多くの病院求人を保有しており、関東はもちろん地方の求人も充実しているため、全国の病院勤務へ転職を希望する看護師におすすめです。
療養型病院や精神科病院など様々な施設形態の求人を掲載しているだけではなく、スキルアップを目指せる集中治療室勤務などの求人も充実しているため、 施設形態にこだわりがある看護師やキャリアアップを目指す看護師は希望に合った病院を見つけることができます。

看護師の転職サイトでは珍しい大学病院勤務の求人も取り扱っているのも、看護roo!の特徴の1つです。

レバウェル看護は2024年7月時点で3万件以上と数多くのクリニック求人を取り扱っております。
クリニックの求人数はナースではたらこと比較すると少ないですが、フリーワード検索で診療科目の絞り込みができるので、希望するクリニックを探しやすいという特徴があります。

「内科で仕事がしたい」「眼科の求人を見てみたい」などある程度希望する診療科目が決まっている方は、レバウェル看護への登録がおすすめです。
クリニックは看護師の人数が病院よりも少なく閉鎖的な環境になりやすいですが、レバウェル看護だとクリニックから直接収取した内部情報を確認できる点も嬉しいポイントです。

介護施設への転職を希望している方もレバウェル看護がおすすめです。
保有している介護施設の求人が2024年7月時点で3万件以上と業界トップクラスで、夜勤がない日勤常勤の求人が半数を占めています。

未経験やブランクがある方でも応募できる介護施設求人も取り扱っているため、経験が浅い方や看護師として復職を目指す方にもおすすめの転職サイトです。

マイナビ看護師は美容クリニックの求人を1300件以上掲載しており、看護師向けの転職サイトではトップクラスの求人数を誇ります。
美容クリニックの求人は関東圏に集中しやすい傾向がありますが、北海道や福岡などの求人も掲載しております。

美容クリニックの求人が探しやすい特集ページも用意しているので、気になる方はマイナビ看護師でチェックしてみましょう。

看護師の転職事情・転職理由と転職する人の割合

看護師が転職を考える年齢とその理由について確認しましょう。
自分と近い年齢・キャリアを持つ人や同じ悩みを持つ人の転職事情を知ることにより、転職を考えるべきか現在の職場に残るべきかのイメージを膨らませることができます。

20代で約半数が転職活動経験あり！看護師が転職を考える年齢と割合

画像引用元：【20代～60代・看護師資格者対象 転職意識調査】年収・満足度、転職経験・回数・活動期間・動機・情報源等を年代別に発表[株式会社文化放送キャリアパートナーズ（文化放送ナースナビ）]

転職活動をしたことがある看護師は20代で約半数、30代で8割以上と非常に多くの看護師が転職活動を経験してます。

実際に転職の経験がある看護師も20代で3割以上、30代で半数以上となっており、看護師としてある程度経験を重ねたタイミングで、労働条件の改善や結婚・子育てなどのライフステージの変化により転職を考える傾向が高くなってます。

看護師が転職を考える理由と転職におすすめの年齢

看護師が転職を考える理由をアンケートで調査した結果、特に多く見られたのが以下の3点です。

• 労働環境への不満
• 人間関係
• ライフステージの変化

看護師の転職理由として多く上がるのが労働環境への不満です。
特に総合病院や大学病院などの病床数の多い職場では、人手不足による慢性的な残業であったり、長時間の夜勤により体調を崩してしまうことから、より良い勤務条件を求めて転職を考える看護師が多くいます。

大規模な病院だと診療科目数も多いので、異動により改善できることもありますが、異動希望が通らない場合や異動した後でも状況が変わらない場合は、中規模病院や夜勤のないクリニックなどに転職を検討するのがおすすめです。

職場での人間関係が合わないことも看護師が転職する理由の1つです。
看護師は患者の命を預かる責任が大きい仕事であることや慢性的な人手不足による業務の圧迫などにより、身体的にも精神的にも大きなストレスを感じることがあります。
常に疲弊した職場では、コミュニケーションが疎かになり必要な情報を伝達できず、不信感や誤解を生む原因となったり、指導者の言い方がきつくなってしまうこともあり、業務を円滑に進められなかったり精神状態に支障をきたす場合があります。

このような環境下で長く働いてしまうと、うつ病などの病気につながることもあり、長く働くのは難しいでしょう。
人間関係の悩みで仕事が立ち行かなくなった結果、転職を考える看護師が多くいます。

看護師の方は女性が多く、夫やパートナーにあたる男性の方の転勤によって今の医療施設で働けなくなる可能性もあります。
夫・パートナーと引っ越した場所でも看護師として働くにしても、一度いまの職場は退職しなければいけなくなります。

また、子育てなどで夜勤が難しいという理由から、転職を検討する看護師も多くいます。
子育てをしながら看護師を続けるなら、夜勤がなく勤務時間の相談もしやすい訪問看護や保育園などでの勤務がおすすめです。

看護師資格を活かせる転職先と向いている人！病院以外の施設の特徴も紹介

看護師の資格を持っている方の転職先としては、やはり「病院の看護師」が思い浮かぶのではないでしょうか。
しかし、看護師の経験や資格はクリニックや保育園・一般企業の産業看護師など病院以外の様々な職場でも活かすことができます。

ここでは病院の看護師をはじめ、看護師の資格を活かして働ける転職先の種類や特徴、向いている方のポイントについてご紹介します。

一般病院は、医療法人、社会福祉法人、公益法人などが運営する病院の総称です。
一般病院は、国立病院や公立病院、大学病院などと比べて、地域密着型で運営されていることが多いという特徴があります。

一方の大学病院は、「診療」「研究」「教育・研修」の役割を持った医療機関です。

地域の中枢にあたる医療機関として率先して最新技術を導入したり、難病を治療するための臨床研究を行ったりするなど、地域全体の医療の発展に貢献しています。

大学病院は診療科目が非常に細かく、例えば「外科」とひとくちにいっても「心臓外科」「呼吸器外科」「消化器外科」と細分化されている特徴もあります。一方の一般病院では脳神経外科以外で臓器ごとに分かれていることは少ないです。

大学病院でも一般病院でも看護師の仕事に大きな違いはないものの、大学病院のほうが専門領域に特化した高度な知識を要求されます。

クリニックとは、「ベッドの数が19床以下の医療機関のこと」です。 24時間いつでも患者を受け入れる大病院とは異なり、休診の日が決まっているという特徴があります。

来院する患者さんは命に関わるような病気やケガであるケースは少なく、軽い風邪やケガであることが一般的です。
また、上記の特徴のとおり、決まったタイミングで休みやすいメリットがあります。

急病人や重傷者が運ばれてくる一般病院や大学病院などと比較すれば、体力的にも精神的にも負担が少ない点がクリニックのメリットです。
また、土曜が半日で日曜が休みという働き方は、子育て真っ最中の方でも働きやすいです。

ワークライフバランスを取りながら働きたい方はクリニックの求人を優先して探すと良いでしょう。

一般クリニックだけではなく、美容クリニックの看護師としての求人が見つかる場合もあります。
美容関連の施術や、施術後の経過の観察・指導などが主な仕事になります。

美容クリニックには基本的に夜勤がなく、業務は昼間の時間帯に限って行われるのが一般的です。
夜勤業務がないので体力的にも働きやすく、ワークライフバランスが取りやすい点が魅力です。
また、美容クリニックによってはノルマや売り上げ目標の設定はあるものの、達成できれば高年収も期待できます。

ワークライフバランスと高年収の両方を実現したい方には、美容クリニックの看護師は良い選択肢といえるでしょう。

ただし、年収が高く夜勤もないというのは看護師なら誰でも憧れる環境であり、求人1つに対して応募が殺到する可能性が高いです。
しっかりと対策を立てなければ選考を突破することは難しいので、転職サイトを活用することがおすすめです。

美容クリニックを希望する方の転職先としては、主に下記のようなクリニックになります。

高齢者向けの介護施設や福祉施設で看護師として働くお仕事です。
看護師単独で医療行為はできないため、命にかかわるような仕事は少ない傾向にあります。
一方、医師の指示や指導のもとで採血や点滴、痰（たん）の吸引といった医療行為をすることがあります。

国内の高齢者は今後ますます増加することが予想されており、介護施設も増加していくでしょう。
従って、介護施設などで働ける看護師の需要も伸びていくことが予想できます。求人でまとまった人数を募集するケースがあれば、採用される可能性も高いでしょう。

介護施設では夜勤にも携わる可能性はありますが、病院の看護師と比較すれば、手術などの命に関わる仕事は少ないです。
体力的な負担も比較的少なく、ブランクのある看護師の方でも比較的仕事がしやすいでしょう。

時短勤務など働き方の相談をしやすい職場が多い傾向なので、子育てをしながら看護師の仕事をしたい人にもおすすめです。

訪問看護は、利用者の自宅に出向いて、医師の指示書に従う形で医療処置や健康管理などをおこなう仕事です。

病院とは違った場所で働くことにはなりますが、病院看護師としての経験を存分に発揮できます。大まかな仕事内容は以下のとおりです。

上記のような仕事のほかに、利用者の家族へのアドバイスやサポートなども仕事に含まれます。患者さんに近いところで仕事ができるやりがいがある仕事ですが、一方で患者と向き合う時間が長く、責任が伴う仕事でもあります。
病院でも治療をしないと決断した方の終末期のケアをするケースも多く、精神的にも強くないといけません。

夜勤がない代わりにオンコールで過ごす必要がある点も特徴です。

ただ、夜勤がないことで勤務時間のコントロールがしやすく、ワークライフバランスは取りやすい傾向にあります。看護師としてのスキルや経験を最大限に活かしつつ身体の負担を軽減して長く働きたい方にはおすすめの仕事といえるでしょう。

看護師といえば医療施設やクリニックで働く姿をイメージすることが多いですが、一般企業で看護師として働くという方法もあります。

例えば大企業では、医務室や健康管理部門といった、社員の健康を管理する部署が設置されているケースがあります。
そのような部署に配属になり、以下のような仕事をするのが一般企業の看護師の役割です。

365日いつでも患者が入院している医療施設とは異なり、土日など決まったタイミングで休める点が、一般企業の大きなメリットです。

ワークライフバランスを取りながら仕事と家庭の時間を両立させたい方なら、一般企業の看護師の求人を探してみると良いでしょう。

保育園や小学校に在籍する看護師の求人も見つかることがあります。
保育園や小学校に在籍して、体調不良の子どものケガを処置したり感染症対策を指導したり、予防摂取を実施したりと仕事内容は多岐にわたります。
また、保育園や学校で勤める職員や教師の健康管理も仕事の1つです。

保育園や小学校では子どもや保護者と直接会話することも多く、病院での看護師時代に患者とコミュニケーションを取った経験が活きてきます。
夜勤もなく土日休みであることも多いため、働きやすいと感じるでしょう。

手術などの医療行為がなく、命に対するプレッシャーが小さく済む点もメリットです。

ただ、夜勤がないこともあって病院と比較して月給が低くなりがちな点がデメリットです。
また、子どもとコミュニケーションがうまくできなかったり、保護者から何らかのクレームを受けたりする可能性もあります。
学校に在籍できる看護師の人数は限られるため、求人がかなり貴重かつ採用人数が少なめという点にも注意が必要です。

子どもや保護者とのコミュニケーションに自信がある方や、給与の高さよりもワークライフバランスを優先したい方には保育園や学校の看護師がおすすめです。

看護師転職は複数のサイトに登録して掛け持ちするのがおすすめ

看護師の転職活動は、2～3サイト掛け持ちして登録することにより、多くの求人を比較し選択肢を広げることができたり、複数のキャリアアドバイザーからサポートを受けることができ、希望する職場へ転職できる可能性が高くなります。

以下では、看護師が転職サイトを掛け持ちして登録することで得られるメリットについて、さらに深掘りして紹介します。

看護師は転職サイトを掛け持ちすることで求人の幅が広がる

転職サイトを2つ以上掛け持ちすることは、比較する求人の幅が広がるメリットがあります。
公開求人については登録しなくても検索してヒットするため、メインの1社に登録してあとのサイトは求人だけ参考に検索することも可能です。

ただ、非公開求人については登録してキャリアコンサルタントからの紹介でなければ情報を閲覧することはできません。
また、転職サイトごとに「そこでしか扱っていない独占求人」を扱っていることがあり、1社だけでは他社の非公開求人を見落とす可能性もあります。

非公開求人を抱えている転職サイトに複数登録して掛け持ちすることでチェックできる非公開求人や独占求人の種類が増え、ご自身の経歴に合う魅力的な求人を見つけられる可能性も上がるでしょう。
取り扱っている求人数が多いレバウェル看護と看護roo!に登録しておけば、連絡にストレスを感じることなくある程度の求人を網羅することができます。

相性の良いキャリアコンサルタントを見つけやすい

担当者との相性やサービスの質を比較することで、自分と合ったキャリアコンサルタントと出会えるでしょう。
キャリアアドバイザーの経験年数ももちろんですが、サポートの丁寧さや自身の看護観を理解してくれるかどうかも大切になってきます。
求人と同様複数の選択肢を持っておくことで、その中から相性の良いキャリアアドバイザーを選べるようにしておきましょう。

複数の転職プロから助言をもらえる

複数人の転職のプロからさまざまなアドバイスがもらえるのも、複数登録の大きなメリットです。

異なる角度からの意見を参考にすることで、新たな自分の強みを発見できる他、転職活動の方向性も決めやすくなります。
特に医療現場に実際に携わっていたアドバイザーとマッチすれば、ミスマッチを防ぐための観点などを教えてくれることがあるでしょう。

キャリアコンサルタントのなかには、看護師や医療系法人の社員として医療現場に実際に携わっていた現場経験が豊富な人物もいます。
実務経験が豊富なキャリアコンサルタントからアドバイスを受けることで、ミスマッチのない転職を成功させやすくなるでしょう。

看護師転職サイトによって受けられるサービスに内容に違いがある

看護師転職サイトによって周辺サービスの内容が少しずつ異なります。
例えば、面接時に同行してくれるサービスであったり、転職サイトによっては退職サポートを持っていたり、LINEで手軽に連絡できるサイトもあります。

また、面接対策に力を入れている転職サイトであれば「面接にキャリアコンサルタントが同行してくれる」など、面接が苦手な方をサポートするサービスが充実していることもあります。

キャリアアドバイザーとの相性ももちろんですが、このような周辺サービスは一長一短の面もあるため、実際に複数登録してみて、自身の転職活動のペースとあっているかを確認してみるとよいでしょう。

どの転職サイトに登録しようか決めかねている方は、求人数が豊富で履歴書添削や面接サポートが手厚いレバウェル看護、看護roo!への登録がおすすめです。

看護師特化の転職サイトを利用して転職活動をするメリット

看護師向けの求人に特化した特化型の転職サイトは、求人のジャンルが絞られているうえに非公開求人もあり、効率的に求人を探すことができます。転職サイトに在籍するキャリアコンサルタントは看護師業界に関する知識が豊富であり、転職成功を見据えたサポートを受けられます。

ここからは、看護師の方が看護師向けに特化した転職サイトを利用することのメリットを見ていきましょう。

1. 非公開求人を含めて数多くの求人から自分に合う施設を紹介してくれる
2. 多くの看護師向け求人を保有している
3. 給与や休日の交渉がしやすい
4. 入職前に職場環境が知れる
5. 履歴書・職務経歴書の添削のサービスがある
6. 面接対策サービスがある
7. 転職活動が効率よく進められる
8. 転職のスケジュール管理の相談にものってくれる
9. キャリア相談によって将来像が明確になる

1. 1非公開求人の紹介がある

   看護師転職サイトは一般公開されていない「非公開求人」も保有しているので、職場の選択肢が広がるでしょう。

   一般公開すると応募が殺到してしまう好条件の求人や人気の職種の多くが、非公開求人として取り扱われています。
   普段は目にすることができない非公開求人の紹介を受けることで、転職の選択肢が広がるだけでなく、今の仕事から大きくキャリアアップすることも可能です。

   公開求人だけでは想像できなかった好条件の求人が見つかる可能性が高まるのは、看護師向け転職サイトに登録する大きなメリットです。

2. 2多くの看護師向け求人を保有している

   看護師が転職する手段として、看護師向けの転職サイトは圧倒的に多くの求人を保有してます。
   人材を募集している病院の7割程が看護師向けの転職サイトを利用しているといわれており、初めから働きたい病院や施設が明確になっている人以外はまず登録してみるのがおすすめです。

   看護師の転職方法として代表的なハローワークと求人数を比較すると、看護師向け転職サイトの方が多くの求人を保有していることがわかります。

   	求人件数（2024年6月20日現在）
   レバウェル看護	15万件以上
   看護roo!	190,112件
   ナースではたらこ	9万件以上
   ハローワーク	72,873件

   特に、高齢者施設や訪問看護、保育園勤務を希望している方は多くの求人から情報を収集することが可能です。
   ただし、公立病院や大学病院は独自の採用方法を取っている場合があるので、希望する場合は直接応募やハローワークと併用して利用しましょう。

   3給与や休日の交渉がしやすい

   転職活動をして新しい職場の内定を獲得したあと、転職者と施設の採用担当者のあいだで給料や休日などの採用条件の交渉が行われることがあります。
   初めて転職活動をする方にとって、採用担当者との交渉はハードルが高いと感じることも多いはずです。

   看護師向け転職サイトなら、内定を獲得したあとに専任のキャリアコンサルタントが転職者に代わって以下のような待遇の交渉をしてくれます。

   給与・年収	転職する際に年収アップを狙っている方は多いでしょう。直接病院に交渉しにくい方は、担当エージェントが代わりに実施してくれます。
   休暇・休日日数	年間休日数や休暇制度について、毎週外せない家庭の事情がある方については率直に話して、調整が可能かどうか聞いてみましょう。
   勤務時間	家族の介護や送り迎えなどで早く帰らないといけないなどの事情があれば、調整を試みることもよいでしょう。
   入職日	入職日は今の勤務先との調整もあるため、キャリアアドバイザーと退職手続きの進捗を共有することで、入職日を調整してくれます。

   特に、給与や休日などの待遇面での交渉は言い出しにくい部分なので、担当者にかけあってもらうと良いでしょう。

3. 4入職前に職場環境が知れる

   看護師は勤務時間の大半を病院施設の現場で過ごすため、転職先を決める際は施設の人間関係や福利厚生、働きやすさなどを事前にチェックすることが非常に大切です。

   求人情報にある「施設の雰囲気」や「離職率」に加えて転職者の生の声を知ることができれば、自分が働いたときの状況をイメージすることができます。

   一般的な転職サイトや求人情報紙などの場合、企業について知ることができるのは求人情報に掲載された表面的な情報に限定されます。

   一方、看護師に特化した転職サイトであれば、職場の雰囲気や働いている方の年代、休暇の取りやすさ、育休・産休制度の普及具合など、個人では把握が難しい内部事情をキャリアコンサルタントから教えてもらうことも可能です。

   キャリアコンサルタントは担当の医療機関やクリニックなどにひんぱんに通っており、実際に転職した看護師の方に聞き取り調査をしています。
   転職者の生の声から現場のリアルな現状を知ることができ、入職後のミスマッチを防げます。

4. 5履歴書・職務経歴書の添削サービスがある

   ご自身で求人に応募するタイプの転職サイトの場合、1社ごとに履歴書や職務経歴書を作成して応募先に送付することになります。
   記載内容は1社ごとに微調整が必要で、内容に修正すべき点があるか自分自身で判断することになります。

   転職エージェント型の転職サイトを利用する場合、最初に作ったベースの履歴書や職務経歴書をもとに、応募する医療施設やクリニックごとにどのような書類を作成すれば良いのかアドバイスを受けられます。

   キャリアコンサルタントは医療施設に直接訪問して採用担当者と話す機会も多く、どのような人材を欲しているかを理解しています。
   転職者の人柄やスキルを余すところなく盛り込んだうえで採用担当者にアピールできる内容の履歴書や職務経歴書になるように導いてくれます。

   転職のプロであるキャリアコンサルタントのアドバイスを受けて書類を作成できるため、書類選考の通過率の上昇に期待が持てるでしょう。
   施設への応募を転職エージェントが行ってくれることもあり、応募から書類選考にかかる手間や時間を大幅に省くことができます。

5. 6面接対策サービスがある

   転職エージェント型の転職サイトでは書類添削のサービス以外に、面接対策のサービスを受けることもできます。
   面接は採用の合否の判定にもっとも重要な要素ですが、個人だけでは対策が難しいのが実情です。

   転職サイトでキャリアコンサルタントの模擬面接を受けることで、以下のような面接対策ができます。

   • 模擬面接に参加することで面接の場に慣れることができる
   • 過去のデータから面接で聞かれるであろう内容を教えてくれる
   • 模擬面接の内容によって個々に合った対策を教えてくれる

   過去に面接で質問された内容や、面接時の雰囲気も教えてもらえるため、面接対策を受けることで緊張せずに本番に臨めるようになるでしょう。

   また、転職サイトによってはキャリアコンサルタントが面接に同行して一緒に面接を受けてくれ、面接時の質問に上手に答えられなかったときに補足で回答してくれることがあります。

   転職サイトごとに面接対策サービスの内容が異なるので、面接に対して苦手意識がある方は転職サイトごとの面接対策の内容を比較検討しておきましょう。

6. 7転職活動が効率良く進められる

   エージェント型の転職サイトを利用する大きなメリットとして、煩雑な手続きを代行してもらえることが挙げられます。
   自分だけで転職活動を進める場合、求人を出している企業とさまざまなやり取りが必要になります。

   • 応募手続きの連絡
   • 面接日の調整
   • 内定獲得後の入職日の調整など

   それぞれ1回のやりとりで終わるとは限りません。例えば面接が2回実施される場合は、企業側とのやりとりも多くなるでしょう。

   企業とやりとりをしている最中は求人の比較検討や履歴書の作成といった作業の手が止まるため、効率的に転職活動が進みません。

   多忙な時間のなかで何とか企業とのやりとりをしているとスケジュール管理にミスが生じて不採用になる可能性すらあるでしょう。

   エージェント型の転職サイトであれば、上記で紹介したような「転職者と企業のやりとり」は全て代行してもらえます。
   煩雑な手続きを担当のキャリアコンサルタントに任せることでミスがなくなり、時間にも余裕ができることから求人検索や書類作成といった作業に集中できます。

   転職に関する手間を省いて効率的に転職活動を進めたい方は、看護師転職サイトの利用しましょう。
   特に、働きながら転職活動をしたい方は登録することによりスムーズに転職活動を行うことができます。

   ただし、注意点として、上記のような手続き代行のサービスがあるのは、エージェント型の転職サイト（転職エージェント）のみです。
   
   看護師向けの転職サイトの多くはエージェントが在籍しているタイプであるため、手続きの代行をしてもらえる可能性が高いです。ただ、転職サイトごとに「何をサポートしてくれるのか」は異なるため、サービスを利用する前に代行の内容について確認しておきましょう。

7. 8転職のスケジュール管理の相談にものってくれる

   キャリアアドバイザーには転職希望時期を伝えることで、退職日をいつに設定するのが良いか、そのための退職申し出期日はどうかなどのアドバイスを得ることができます。
   複数の病院の選考を受ける場合には特に面接日時などをすべて管理しておくことが難しくなるでしょう。
   キャリアアドバイザーがいれば、希望の日程の中からスケジュールが重複しないように面接を組んでくれるため、安心です。

8. 9キャリア相談によって将来像が明確になる

   エージェント型の転職サイトの場合、専任のキャリアアドバイザーによるキャリア相談を受けることができます。
   看護師向けの転職サイトに在籍するキャリアコンサルタントは、医療業界の転職市場や転職者の悩みなどに精通したプロのエージェントです。プロに相談することで、客観的な立場の専門家の貴重な意見を知ることができるでしょう。

   提供してもらえるキャリアプランはあくまでも一例ですが、転職者のスキル・資格、経験、キャリアの希望などを総合的に考慮してくれます。

   自分のキャリアプランが明確になることで自身が目指すべき方向性が分かり、より一層転職活動に集中できるようになるでしょう。

連絡がしつこいなど看護師転職サイトを利用する4つのデメリット

看護師向けの転職サイトは多くが「転職エージェント」に分類されており、メリットの項で解説したようなさまざまなサービスを受けることができます。
ただ、転職サイトといっても万能というわけではなく、人によってはデメリットに感じる部分もあるでしょう。

ここでは看護師向けの転職サイトのデメリットとして、以下の4つをご紹介します。

1. 連絡がしつこいケースがある
2. 希望に合わない求人を紹介される場合がある
3. 直接応募した方が有利になる可能性もある
4. 転職活動のペースが乱れることがある

1. 1連絡がしつこいケースがある

   看護師転職サイトに登録した後、担当者からの連絡が多すぎて負担に感じるケースがあるようです。

   勤務が不規則な看護師にとって、夜勤明けや仕事中に何度も電話がかかって来ると煩わしさを感じる方もいるでしょう。

   多すぎる連絡を避けるため、事前に担当者と連絡の頻度や時間、曜日を決めておくことがおすすめです。
   またあらかじめメールやLINEで連絡をしてほしいなど、連絡方法を決めておくこともおすすめです。

2. 2希望に合わない求人を紹介される場合がある

   看護師転職サイトでは、希望と異なる求人を紹介されるケースもあります。

   見当違いな求人ばかり紹介される場合は、担当アドバイザーとの希望条件のすり合わせが上手く行っていない可能性が高いです。

   希望条件はより細かく伝え、メールだけで伝わらない場合は電話で直接やりとりすると良いでしょう。

3. 3直接応募した方が有利になる可能性もある

   看護師転職サイトは、紹介者の入職が決まると採用側が高額な手数料を支払うシステムなので、コストの問題で直接応募者を採用するケースも少なくありません。

   人気度が高い職場を希望する際は、直接応募も検討してください。

   ただし、直接応募をすると履歴書添削や面接対策が受けられない他、内部事情を事前に知ることもできない点は理解しておきましょう。
   また、国立病院は応募者が多く看護師転職サイトに求人が載ることは少ないため、ハローワークなどを活用し応募することがおすすめです。

4. 4転職活動のペースが乱れることがある

   看護師転職サイトは、担当者が積極的に転職活動を進めてくれるため、自分のペースが乱れる可能性があります。

   特に、人気のある求人はスピード感が求められるため、マイペースに進めたい方はストレスを感じるケースも。
   転職時期や活動ペースについて担当者とすり合わせをしておきましょう。

看護師が転職サイトを利用した際の登録から転職までの流れ

看護師転職サイトを利用すると、次の流れで進んでいきます。

1. 転職の事前準備
2. 転職サイトに登録
3. 希望条件ヒアリング・求人紹介
4. 応募書類添削・面接対策
5. 採用面接
6. 内定・入職後フォロー

看護師が上手く転職サイトを活用するためのポイント

エージェント型の転職サイトは登録した転職者の求職活動を強力にバックアップしてくれますが、「登録すれば必ず転職できる」というものではありません。
転職をするなら転職サイトの活かし方を知り、うまく利用しながら役立てることが必要です。

ここでは、看護師の方が転職サイトを活用するうえで、知っておきたい大切なポイントをご紹介します。

希望条件に優先順位をつけておく

希望する全ての条件を網羅する求人はほとんどないので、予め優先順位をつけておきましょう。

「絶対に譲れない条件」と「ほかの条件次第では妥協できる条件」に分けておくことで、求人の選択肢が一気に広がります。
優先順位の高いところを満たす職場であれば、入職後のギャップも少なくできます。
優先順位で上位に上がりやすい条件は次の通りです。

• 給与
• 休日日数
• 人間関係
• 夜勤の有無
• 雇用形態

まずは自分が転職したい理由を1番や2番に持ってくると、優先順位がつけやすくなるでしょう。

看護師の転職に特化したサイトを選ぶ

幅広い職種を取り扱う総合型転職サイトでは専門的な転職支援が受けられない可能性があるので、看護師に特化した転職サイトを選びましょう。

看護師特化の転職サイトには看護業界への理解度が高いキャリアコンサルタントが在籍しているため、スムーズな転職活動が行えます。

また、看護師転職サイトの中でも派遣求人が豊富、美容クリニック求人に特化、介護施設の転職に強いなど得意な分野が異なるので、自分が希望する職場形態に合わせたサイトを選んでください。

相性が合わない担当者は変更してもらう

担当者との相性が合わない場合スムーズな転職ができなくなる可能性もあるため、担当者の変更を申し出ましょう。
変更を申し出た方がいい担当者の特徴は、次の通りです。

次は良い担当者と出会うためにも、担当者を変更して欲しい理由はしっかりと伝えてください。

看護師が転職サイトを利用する際に注意したいポイント

看護師転職サイトを利用する際は、次のポイントに注意しましょう。

• 複数登録するサイトは2〜3社に絞る
• 面談で経歴やスキルは詳細に伝える
• 担当者の信頼を失う行動は取らない

複数登録するサイトは2〜3社に絞る

転職サイトは1社のみに登録するよりも、複数のサイトに登録したほうが良いというのは、本記事を通じて解説してきました。
「比較できる求人の幅が広がる」「より相性の良いキャリアコンサルタントに出会いやすくなる」などのメリットがあるためです。

ただ、ご自身の限界を超える数の転職サイトに登録してしまうと、スケジュール管理だけでもかなりの時間を要することになるだけでなく、選択肢が広がりすぎて応募する求人を決めきれなくなる可能性もあります。
登録する転職サイトは、ご自身でスケジュールやキャリアコンサルタントとのやりとりを管理できる数だけにしておくほうが良いでしょう。

2～3社であればスケジュール管理やキャリアコンサルタントとのやりとりで時間を取られ過ぎることもなく、求人の選択肢も増えるので効率的に転職活動を進められるはずです。

面談で自分の経歴やスキルは詳細に伝える

経歴やスキルを誇張すると入職後に仕事についていけなくなる可能性があるので、今のレベルを正直に伝えましょう。

転職回数が多い場合や経験が浅い場合は研修制度が充実した職場の紹介など、包み隠さず現状を伝えることで、自分の経歴に合った求人を紹介してもらえるといった利点があります。

例え不利になりそうな要素でも、マイナスにならないような伝え方を伝授してもらえますので、安心してください。

担当者の信頼を失う行動は取らない

担当者からの信頼を失うことをすると、支援をしてもらえなかったり登録解除に繋がったりするケースもあるので、次のような行動は控えましょう。

上記の行動を行うと、転職サイトのブラックリストに入り今後も利用できなくなる可能性があります。
将来的に再度、転職サイトを利用することも考えて、社会人としての最低限のマナーは守りましょう。

看護師が転職サイトを利用する際によくある質問

最後に、看護師転職サイトを利用する際のよくある質問に回答していますので、参考にしてください。

転職サイトを使わない方がいい看護師と別の転職方法は？

看護師の方は多くが看護師向け転職サイトでの転職が効率的ですが、転職先によっては転職サイトを利用しないほうが良いケースもあります。
転職サイトを使わない方がいい看護師の特徴と転職サイトを利用しない場合の転職方法について解説します。

転職サイトを使わない方がいい看護師の特徴

転職サイトを使わない方がいい看護師は以下のようなケースで、看護師向け転職サイト以外の方法で転職したほうが効率的に転職できる可能性があります。

• 転職したい病院や医療施設などが決まっている方や限定されている方
• 公務員への転職を考えている看護師の方

自分のなかで「転職したい病院や診療科」など細かい希望まで決まっている場合、転職サイトを利用するメリットは多くありません。
転職サイトはキャリアコンサルタントから希望に合う求人を複数紹介してもらえたり、今後のキャリアプランなどのアドバイスを受けられたりする点がメリットです。

すでにご自身のなかでキャリアプランが明確になって希望する病院やクリニック、診療科などが決まっている方は、キャリアコンサルタントのサポートが必要ありません。
希望する病院やクリニック以外の求人には当面応募することがないなら、求人検索機能を利用することもないでしょう。

また、国立や公立の病院の場合、看護師向けの転職サイトに求人が掲載されないことが一般的です。国公立の病院は、独自の採用方法を取っており、転職サイトに掲載しない場合があります。
国立・公立の病院や大学病院などに応募する場合は転職サイトではなく直接応募のほうが良いでしょう。

公務員の求人に関しても転職サイトで募集は行われないため、各自治体に申し込みをしましょう。

看護師が転職サイトを使わない場合の転職方法

看護師が転職するために利用できるサービスはほかにもたくさんあります。

どの方法にもメリット・デメリットあるため、それぞれの良さを把握したうえで転職サイトと使い分けましょう。
ここでは転職サイト以外に看護師の方が転職に利用できるサービスとして、以下の3つをご紹介します。

• ナースセンターを利用する
• ハローワークを利用する
• 友人・知人・親戚などの紹介で転職する

eナースセンターは、都道府県の看護協会が運営している看護師専用の職業紹介サービスです。

体験研修や再就業支援研修など、看護師を一度退職してブランクがある方向けのサービスが揃っています。
一度退職して知識や経験にブランクがある看護師の方でも比較的採用されやすい中小規模の病院やクリニックに転職したい場合には積極的に利用を検討すると良いでしょう。

eナースセンターでは看護師の資格を持つ職員が対応してくれることもあり、アドバイスやサポートの質がハローワークより高い点もメリットです。

ただし、公共のサービスであるため土日は利用できません。
また、大きな病院の案件が紹介されることは少ないため、大病院への転職を目指している方はほかの方法を利用したほうが良いかもしれません。

ハローワークは「公共職業安定所」の略称で、国が運営する職業紹介事業者のことです。

全国各地に窓口があり、転職先についての相談や、求人の検索に対応しています。転職サイトと同じく無料で利用でき、国の運営という安心感もあります。
求人を掲載する側も無料で利用できるという転職サイトにはない特徴があるため、転職サイトにはコスト面の問題から掲載できない小規模かつ地域密着型の病院やクリニックの求人が見つかることがあります。

転職サイトでうまく転職先が見つけられない方は、転職サイトをメインで使いつつハローワークも併用すると良いでしょう。

ただし、在籍している相談員は看護師の業界専門ではなく、アドバイスは一般的な内容に限定されると考えられます。
また、無料で掲載できることから、求人の質にはバラツキが大きい点にも注意が必要です。

看護師の方は、元職場の同僚や大学や短大、専門学校時代の同期など、年齢が近い知り合いが多くいるでしょう。
友人や知人、あるいは親戚からの紹介で転職することも十分に可能です。ただ、採用のタイミングは紹介される時期によっても異なるほか、そもそも求人を紹介してくれる人脈を自分が持っていないと利用できません。

また、入職後に自分の希望とかけ離れた職場であることが判明しても、紹介してもらった以上は簡単には退職できない可能性もあります。
正式に紹介してもらう前に、ご自身が希望する働き方や待遇が実現できるのか、紹介を申し出てくれた知人・友人にしっかり確認しておきましょう。