在宅ワークで高収入を得るコツ|おすすめのお仕事と続ける秘訣をご紹介! 最終更新日 2019/02/22 副業 2015年の国土交通省調査では、約3割の人が在宅ワークを行ってみたいと回答しています。求人情報にも記載され、在宅ワークを仲介する専門のサイトも2018年現在では20種類以上と増えてきており、人気が高まっています。 在宅ワークには人間関係を気にしない、空いた時間を有効活用できるというメリットがありますが、自己管理が必要だったり、収入が安定しなかったりするなどというデメリットもあるのです。ここでは、職種やこれから始める方に向けてのコツなどを解説します。 自宅ですぐに始められる在宅ワークとは ●在宅ワークとは? 在宅ワークとはその名前のとおりで在宅、家にいながら仕事を進めることをいいます。しかし、必ずしも家で行う必要はありませんので、出社しない仕事というのがイメージとしてはしっくりくるでしょう。 内職とも似たような仕事ではありますが、インターネットを活用するのが一般的なのが内職と異なります。メールで作成したファイルを送る、あるいはインターネット上に用意されたシステムの利用、またはクラウドソーシングサイトに登録してやりとりをすることになります。 ●在宅ワークに注目が集まる理由 在宅しながら仕事を進めることができ、最終的に依頼元からの期限に間に合えばいつ休憩しても、いつ作業しても問題ありません。目が離すことができない小さな子どもがいる家庭では、子どもの面倒を見ながら仕事ができるとして人気が高くなっています。 出産に伴い育児休業や退職をした方が、仕事に復帰するのが難しいことから、在宅ワークを選択するケースもあります。特に女性は出産後に体調が悪くなるという方もいますし、自分だけでなく子どもが急に体調が悪くなるということもあります。 また、スキルがある方ならばアルバイトよりも収入が多くなることもあり、場合によっては正社員よりも収入を増やすことができます。 現在の職場が自分の能力に見合った給料ではないと感じる方が在宅ワークでスキルを活かして収入を増やすパターンもあります。 このように、さまざまな理由で在宅ワークという選択肢を選ぶ方もいますが、あまり人に会いたくない、家からはできるだけ出たくないという理由の方もいます。 高収入が期待できるおすすめの在宅ワーク ひとくちに在宅ワークといってもその業種はさまざまです。クラウドソーシングサイトで多く見られる仕事のジャンルをいくつかご紹介します。 ●データ入力 WEB上で特定のサイトを探す、ショッピングサイトでの特定条件の商品などを見つけてそのURLを入力する単純作業の業務です。基本的にスマホだけでも行うことができ、特にスキルや資格は不要ですが、検索などの調べ物が得意であれば、多くの量をこなすことができます。他にもアンケート調査に協力するというのもあります。 収入の目安:1件10円から100円など、内容によって異なります。 ●プログラミング サイトや企業内で使用するシステムや、スマホなどのアプリを作成する仕事です。プログラムにも色々種類がありますが、業務経験はなくても過去に作成した経験がないと仕事を請け負うのは難しいです。 特徴としては、依頼元と打ち合わせをしつつ、決められた期間内に完成させるので、長期的な作業スケジュールとなる作業となっています。 収入目安:簡単なものであれば5千円から1万円、規模によっては数万円から何十万円という大きな仕事もあります。 ●翻訳 仕事で使う書面、海外展開する商品の説明書などの文章の翻訳作業です。主に依頼元が求めるのは地元の国の人が読めて不自然ではないレベルですので、機械翻訳ではできないことはもちろん、一定の翻訳経験やスキルが必要とされます。 収入の目安:小さい単位では100文字50円ほど、A4の1300文字ほどで5,000円、3,000文字で5,000円から10,000円などさまざまです。翻訳できる人が少ないなど、言語の種類や求めるレベルによっても異なります。 ●WEBサイト作成系 Webサイトのデザインや構築、文章を作成するライターの仕事などがあります。 ライターは初心者からできるケースもあれば、ある程度の経験を必要としているケースもあります。クラウドソーシングサイトの利用、直接企業の募集に応募するという方法で仕事をもらいます。 収入目安:記事を書くライターは3000文字で2000円という記事単位での金額や1文字1円前後などがあります。WEBサイト作成は1ページ1〜2万円や、サイトのコーティングという用意されている内容をもとにサイト作成する場合は、サイト全体で1万円ほどが目安です。大きなサイトだと50万円から100万円という金額になることもあります。 ●手作り品の販売 自分で作成したものを販売するというのも通信販売の在宅ワークといえます。アクセサリーやバッグ、洋服などを直接自分のサイトを作成できる人もいれば、すでにあるフリマ系サイトを活用する方法があります。 収入目安:材料費という出費が発生し、販売状況により異なります。0円から数千円、多くなれば何十万円となることもあります。 ●アフィリエイト 自分が作成したブログやサイトなどに広告を貼り、クリック数や商品購入につながることで収益が出ます。文章を作るスキルだけでも始めることはできますが、サービスを利用したサイト作成や、検索で上位にする方法などの宣伝知識を持っていることで収益を増やすことにつながります。 収入目安:サイト構築や維持費などがかかることがあり、収入もクリックや商品購入されないと上げることができません。少なければ収益は0円、数百円から数十万円などと、状況により異なります。 ●投資系 投資は厳密には自分の資金を使って利益をだすもので、厳密には在宅ワークとは異なりますが、自宅にて収入を得られるため一例としてご紹介します。 収入目安:投資金額は10万円ほどから行うことができ、利益が出るとしても数ヶ月から数年単位で、利益は結果によりさまざまです。 在宅ワークのメリット ●空いた時間を有効活用して仕事ができる 仕事から帰宅したあとの時間や、休日などを活用することができます。出勤するアルバイトのダブルワークだと時間が決められていますが、在宅ワークなら打ち合わせなどがなければ、基本的に自分の生活ペースに合わせて作業することが可能です。また一日の作業可能時間に合わせて、自分のできるレベルの作業を選ぶことも可能であるため、無理なく行うことができます。 短時間正社員制度などを導入している企業も増えていますが、自分の勤務先にはないという方も多いと思います。育児や家事をしっかりやりたい、家族の介護をしなければいけない人にとっては、作業を自分のペースで進められるので仕事と両立をしやすくなります。 ●場所を選ばない 在宅ワークは作業することができれば、自宅など好きな場所で仕事をすることができます。また、カフェなどの方が落ち着くという方もいます。長時間居座るなどお店に迷惑をかけなければ、自分で最適な環境を好きに選べるわけです。 本当は働きたいけれど子どもを保育所に入れることができない場合なども、子どもを見ながら仕事ができる環境を作ることも可能です。 作業をするための環境としては、在宅ワークの種類にもよりますが、基本的にはパソコンがあれば大丈夫です。あとは作業のやりとりをするためのネット環境が必要なケースもありますが、出先ではオフラインで作業をして、帰宅してから自宅のネット回線でやりとりするという方法をとることができます。またスマートフォンやタブレット端末だけでも作業できるケースもあります。 ●人間関係に悩むことが少ない 会社などで勤務をしていると、どうしても職場の人との直接の関わりが発生するのが一般的です。職場での人間関係で会社を辞めることも珍しくはありません。在宅ワークであれば業務量や条件などで仕事を変更することはあっても、人間関係を理由に仕事を変える必要はありません。人と関わることがあまり得意ではない方でも安心して働くことができるといえます。 作業の連絡、納品、確認などは電話やメールのみで完結するという在宅ワークは多くあります。 直接打ち合わせを行う場合でも、毎日会うことはほとんどありません。 ・いくつかの作業ごとの最初のみ打ち合わせ ・週一回だけ出社 ・研修期間の数ヶ月だけ出社 このようなパターンがあります。 在宅ワークの注意点 ●軌道に乗るまでは収入が安定しにくい 実際に始めようと思っても、そのときに仕事が見つからないというケースもあります。 業務内容の研修を行うケースは少ないので、全くの未経験であれば仕事が見つかりづらく、また、もともと会社に務めていた人や、一緒に業務をしていた人にのみ在宅ワーク作業をさせているという会社もありますので、スキルや知人の紹介などがないと希望の収入までに達成しないというケースも多いです。 また成果ごとに単価が決まっているケースも多いので、スキルがあっても作業を進めるスピードが速くないと収入を増やすことが難しくなってきます。 ●平日と休日の区別がなくなるおそれがある 出社する副業でも同様のことはいえますが、本職の空き時間を利用する方の場合には休日がなくなってしまうことにもなりかねません。普段から交友関係での付き合いが多い、もしくは家族で出掛けることが多いという方は、両立させることは非常に難しくなってしまいます。 ●自己管理が必要になる 作業の進行管理はある程度は依頼元が行ってくれる場合もありますが、「毎月月末に提出」という契約であれば、しっかりと作業管理を自分で行う必要があります。普段の仕事では必要なことをいつも後回しにしてしまい、上司に助けてもらってばかりいるという方は、納期までにちゃんと仕上げるというのは難しいかもしれません。 また、在宅ワークは副収入となるので、確定申告など税金の手続きが必要となることがあります。在宅ワークの支払いは給与もしくは雑所得などにあたり、他の収入や支出状況などによっても異なりますが、源泉徴収をされていないのであれば20万円以上であれば確定申告の対象となるのが一般的です。 在宅ワークで高収入を得るための心構え ●根気よく続ける 最初は収入が安定しないことがほとんどです。仕事を在宅ワークだけにするという方は、数ヶ月から一年ほどは収入がなくても大丈夫な状態を準備しておく必要があります。貯蓄がなく厳しい場合には、まず現在の仕事をしながら少量ずつこなしていき、仕事に慣れつつ着実に実績を作り、依頼元と信頼関係を作ってから、徐々に切り替えていくというのもよいでしょう。 依頼元から仕事の質・スピードが評価されれば作業単価が上がったり、新たな仕事の相談をしてもらえたりする場合もありますので、在宅ワークのみにするのであれば、自分の無理のない範囲で多くの作業を行いましょう。 ●毎日の生活パターンを守る 在宅ワークの仕事を行ううえで自己管理は非常に重要になってきますので、自分の健康はもちろん、モチベーションをしっかりキープしなければいけません。同じ作業を家で続けることが難しい場合には、好きな音楽をかけるなど集中できる環境を用意しておきましょう。 在宅ワークを休日に集中してしたり、在宅ワークのみに仕事をしぼったりという方の場合、もともと家事で生活スタイルが整っている主婦の方などであれば問題はないですが、休みの日はついつい昼まで寝てしまうという方は、まずはその生活スタイルを見直すのもよいでしょう。 依頼元とのやりとりに影響がなければ必ずしも朝に起きて夜に寝るという必要はありませんが、起きてから作業を始めるまでの流れは自分なりのスタイルを作っておくと、一日の作業時間が一定になりやすいです。一日に何時間、もしくは何個分や何円分の作業を行うと決めたりすることは大切です。 長期的な作業であれば作業手順を一覧にしてどこからどこまでを何日までに行うかを決めておき、作業開始前の確認と作業後のチェックをするだけでも進行具合は大きく変わります。 ●スキルを磨く 在宅ワークの収入は作業単価×量で増減するのが一般的ですので、量を増やすには作業スピードを上げて、単価をあげるにはスキルをアップさせていく必要があります。スピードもスキルもどちらも重要ではありますが、まずは納期を守ることが大前提ですので、一定量を維持できるようになってきたら、その中で少しずつスキルを上げていくようにしましょう。 スキル次第では正社員よりも高収入に 在宅ワークと出勤する仕事で異なるのは、単純に時給や月給のように何時間働ければいくらもらえるというものではなく、どれだけの単価の仕事をどのくらいこなせるかという自分のスキルや作業管理で金額が大きく変わるというところにあります。 すぐに高収入を稼ぐというのは難しいですが、自分のスキルアップ次第でそれなりのお金を得ることができ、場合によっては正社員よりも多く得ることも可能です。なによりも通常の勤務が難しいという方には、介護や家事育児と両立することが容易なのが大きな特徴といえます。