転職に失敗する看護師の特徴は?後悔事例から見えてくる3つの原因と転職を成功させるポイント

2024/09/06

※この記事はプロモーションを含みます。

理想的な職場で働くために選択する看護師も多い、「転職」。

ただ、転職したからと言って必ずしも理想の職場で働けるようになるわけではありません。
転職した看護師の中には、転職を後悔していたり、転職に失敗したと感じている方も一定数います。

そこで本記事では、転職に失敗する看護師の特徴や失敗する原因について詳しく紹介していきます。

転職したことを後悔している看護師のよくある事例や転職を成功させるためのポイントなどもあわせて紹介していくので、転職を検討している看護師の方は、ぜひ参考にしてください。

看護師の転職で後悔する人の4つの事例

転職したことを後悔している看護師は決して少なくありません。

大手の看護師向け転職サービスである「看護roo!」が実施したアンケートを見ると、転職した看護師の10人に1人が転職したことを後悔しています。
「成功と失敗、どちらとも言えない」と回答している人の数を含めた場合、3人に1人が転職したことを後悔している、あるいは満足できていないことになります。

そこで気になるのが、転職したことを後悔している人が、どういった部分に対して「失敗した」「転職しなければよかった」と感じているのかについて。

転職したことを後悔する事例の中でも特に多い事例としては、以下のような事例があげられます。

  • 新しい職場の人間関係が合わなかった
  • 新しい職場の労働環境が合わなかった
  • 転職前よりも給与が下がってしまった
  • 配属先や業務内容が聞いていた話と違った

それぞれ詳しく解説していきます。

新しい職場の人間関係が合わなかった

転職する上でネックになる大きな要素の一つが、新しい職場での人間関係です。

転職する場合、転職先の従業員との人間関係を一から構築していかなくてはいけません。

気が合う人や良い人ばかりの職場であればスムーズに人間関係を構築できますが、お互いが陰口を言いあっていたり、新人に対して強くあたる先輩職員がいる職場も少なくありません。

「人間関係をうまく構築できなかった」「先輩職員に強くあたられて心が折れてしまった」など、新しい職場での人間関係が合わず、転職に失敗したと感じる事例はたくさんあります。

転職に失敗した看護師 転職に失敗した看護師

転職した勤務先は人間関係が最悪で、みんなギスギスしていて、正直仕事どころではありませんでした。前いた職場は人間関係が良好だったので、余計ひどく感じられた部分もあるかもしれませんが、結局耐えることができず、再度転職することになってしまいました。

転職に失敗した看護師 転職に失敗した看護師

夜勤が無い特養を選びましたが、人間関係が無理でした。

※独自アンケート調査の回答
看護師歴:10年~
転職回数:5回~
介護・福祉施設から精神病院に転職

新しい職場の労働環境が合わなかった

労働環境の悪さも、転職したことを後悔する看護師に多い事例の一つです。

代表的なものとしては、「人手が全然足りていないおらず、想像していたよりも激務だった」といったものや、「介護施設の利用者のあたりが強く、毎日キツい言葉をあびせられていた」などがあげられます。

最近は少子高齢化による人手不足が叫ばれていますが、医療業界も例外ではなく、看護師の人手不足も深刻です。
そのため、最低限の人数でまわしている施設も少なくありませんが、そのような職場は激務になりやすいので注意が必要です。

また、老人ホームなどの介護施設の利用者の中には職員に対してキツくあたる人もおり、その対応に耐えられず再度転職してしまう看護師もいます。

転職に失敗した看護師 転職に失敗した看護師

病院からクリニックに転職したのですが、看護師の数がかなり少なく、休憩もまともにとれないほど激務でした。体を壊してしまう手前までいってしまったので、療養期間をはさんで、他のクリニックに転職しました。

転職に失敗した看護師 転職に失敗した看護師

残業が多く、休みの日の呼び出しもあり精神的に疲れた

※独自アンケート調査の回答
看護師歴:10年~
転職回数:3回

転職前よりも給与が下がってしまった

転職を検討している看護師の方の中には、年収アップを実現するための手段として転職を検討している方も少なくないかと思います。

その考えは決して間違いではありませんが、「年収アップを実現させるために転職したのに、転職前よりも給与が下がってしまった」という後悔の事例もあるため注意しなくてはいけません。

例えば、残業代がまともに支給されない職場に転職してしまうと、時給換算した場合に給与が下がってしまうことがあります。

また、病院が買収されて経営陣が変わったことで条件が変わり、給与が大幅に下がってしまうといった事例もあります。

転職に失敗した看護師 転職に失敗した看護師

転職してすぐに勤務先の病院が経営難を理由に買収され、年収が大幅に下がりました。充実していた福利厚生も削られ、残業代も出づらくなってしまったので、しばらく勤めていましたが、結局別の病院に転職してしまいました。

配属先や業務内容が聞いていた話と違った

転職は、特定の配属先での勤務など、自分が本当にやりたいことを実現するための手段としても有効です。

ただし、転職前に聞いていた配属先と異なるところに配属されてしまったり、聞いていた業務内容と異なる業務ばかりさせられるなど、事前に聞いていた条件と実際に働き始めた後の条件が大きく異なることに後悔する事例もあるため注意しなくてはいけません。

希望していた配属先と異なるところに配属されてしまうと、転職の意味がなくなってしまいますし、「希望の配属先に配置してもらえたものの、別の病棟のヘルプも任され、激務になってしまった」という事例もあります。

また、病院から保育園・学校への転職など、働く環境がガラッと変わると、「看護業務以外の対応が多すぎる」など、業務内容の違いにびっくりさせられてしまうこともあるようです。

転職に失敗した看護師 転職に失敗した看護師

クリニックから学校の看護師に転職したのですが、会議への参加や掃除、保護者のお迎え待ちなど、医療機関では考えられない業務をこなさなければならないことが多く、自分には合わないと感じたため、辞めてしまいました。

看護師の転職で失敗する主な原因

看護師が転職で失敗する主な原因

看護師の中には、転職に成功する人もいれば失敗する人もいます。
そこで気になるのが、転職したことを後悔している看護師が転職に失敗する原因について。

原因を把握しておけば、転職に失敗する確率を下げられるため、確実に把握しておきたいところです。
転職したことを後悔している看護師が転職に失敗する主な原因としては、

  • 情報が不足していた
  • 自己分析が的確におこなえてなかった
  • 転職理由が曖昧だった

などがあげられます。
それぞれ詳しく解説していきます。

転職先の医療施設の情報が不足していた

看護師の方が転職に失敗する主な原因の一つが、情報収集不足です。

看護師の転職活動を成功させるには転職先選びが重要になりますが、最適な転職先を選ぶには、病院の評判や業務内容など、さまざまな情報を集めなくてはいけません。
転職するのが初めてという方や慣れていない方の場合、看護師の転職に関する情報を収集する必要もあります。

ただ、仕事が忙しかったり、子育てや介護などプライベートな理由で情報収集のための時間を確保することができないというケースも少なくありません。

その結果、情報が不足し、正しい判断をおこなうことができなくなるため、転職に失敗してしまう可能性が高くなります。

自己分析が的確におこなえてなかった

自分のやりたいことが明確になっていなかったり、自分の性格や人間性を正しく見極められていないなど自己分析が的確におこなえていない場合も、転職に失敗しやすくなる傾向があります。

自分のやりたいことや看護師として目指すキャリアが明確になっていないと、最適な転職先を見つけることはできません。

また、病院やクリニック、介護施設など、看護師の転職先となるそれぞれの施設には向いている人と向いていない人がいますが、自分の性格や人間性を把握できていない場合、向いていない転職先を選ぶなど、誤った選択をしてしまい、転職に失敗する可能性が高くなります。

転職理由が曖昧だった

「年収が低すぎる」「本当にやりたいことをやれていない」など、転職する理由は人それぞれですが、転職を成功させるには、転職理由についても明確にしておかなくてはいけません。

「今の職場になんとなく不満があるから」「転職に成功した友人の話を聞いたから」など、転職の理由が曖昧だと、転職先に求める条件を明確にすることができないため失敗してしまいかねません。

また、曖昧な理由や動機で転職するため、転職後に「前の職場の方がよかったかも…」と後悔する可能性が高くなります。

転職に失敗する看護師はどんな人が多い?

転職での後悔を避けるために転職に失敗する原因と合わせて把握しておきたいのが、転職に失敗する看護師の特徴について。

例外的なケースもありますが、転職に失敗する看護師には、

  • 条件の優先順位が明確になっていない
  • 目を通した求人の数が少なく比較できていない
  • 退職してから転職活動をスタートさせている
  • 転職サービスを活用していない

など、いくつか共通点があります。
それぞれ詳しく解説していきます。

条件の優先順位が明確になっていない

転職する場合、転職先に求める条件として、

  • 給与
  • 勤務地
  • 勤務時間

など、さまざまな条件を設けるかと思いますが、転職に失敗する方は条件の順位が明確になっていない傾向があります。

例えば、給与の高さが条件として第一にくるのであれば、勤務地や勤務時間よりも給与の高さを重視して転職先を選ぶべきです。

一方、給与の高さよりも希望の配属先に配属してもらえるかどうかや希望の業務に携われるかどうかの優先順位の方が高い場合は、それらを第一に考えて転職先を探し、応募するべきです。

条件の優先順位が明確になっていないと、自分の中でそこまで優先順位が高くない条件を第一に考えて転職先を選んでしまうなど、後悔する転職になってしまいかねないため注意する必要があります。

目を通した求人の数が少なく比較できていない

転職に失敗する看護師や転職したことを後悔する看護師は、求人についてもリサーチ不足気味な傾向があります。

チェックする求人の数が少ない場合、理想通りの求人を見つけるのは困難です。
また、チェックする求人の数が少ないと、求人同士を比較してより良い条件の転職先を見つけ出すこともできません。

闇雲に求人を探したりチェックしたりするのではなく、条件を絞ってリサーチするなど効率的に進める必要はありますが、チェックする求人の数が多くなればなるほど選択肢が広がりますし、良い条件の求人が見つかる可能性も高まります。

転職を成功させたいのであれば、なるべく多くの求人に目を通すことも大切です。

退職してから転職活動をスタートさせている

転職の進め方には、「働きながら転職先を探す方法」と「退職してから転職先を探す方法」がありますが、おすすめなのは働きながら転職先を探す方法です。

退職してから探す方法にもメリットはありますが、退職すると収入源がなくなるため、転職期間が長引けば長引くほど焦りが出てきてしまいます。
焦りが出てくると、じっくり転職活動を進めるのが難しくなりますし、収入源を確保することを優先して妥協する可能性も高くなります

転職先選びで妥協した場合、高い確率で後悔することになるため、退職してから始めるのではなく、今の職場で働きながら始めるようにしましょう。

転職サービスを活用していない

転職に失敗する看護師には、転職サービスを活用していないという共通点もあります。

看護師の中には、転職サービスを活用せずに自力で転職しようとする方もいますが、転職サービスを活用しないとチェックできる求人の数が極端に少なくなるためおすすめできません。

転職エージェントには非公開求人も掲載されていますが、転職サービスを利用しないとなると、その非公開求人をチェックすることもできません。

先述したとおり、目を通す求人の数が少なくなればなるほど選択肢は狭まりますし、求人同士を比較して検討するということもできなくなるので、転職が失敗する可能性が高まってしまいます。

看護師の転職を成功させるためのポイント

看護師の転職を成功させるためのポイント

ここまで転職したことを後悔したり転職に失敗する看護師の特徴や共通点を紹介してきましたが、満足できる転職にしたいのであれば、転職を成功させるためのポイントについても把握しておかなくてはいけません。

看護師の転職を成功させるためのポイントとしては、以下の4点があげられます。

  • 情報収集を怠らない
  • 向いている転職先を把握する
  • 譲れない条件や条件の優先順位を決める
  • 転職サービスを活用する

それぞれ詳しく解説していきます。

情報収集を怠らない

転職を成功させたいのであれば、徹底して情報を集めるようにしてください。

チェックする求人の数を増やすことはもちろん、気になる施設が見つかったら、その施設の情報も収集しましょう。
病院やクリニックなど、その施設で働いている方の口コミや、その施設を利用している患者さんの口コミをチェックすることも大切です。

転職が初めてという方や転職に慣れていない方の場合は、看護師の転職に関する情報も集めるようにしましょう。

情報が集まれば集まるほど正しく判断できるようになり、転職が上手くいく可能性も高まります。

自分に向いている転職先を把握する

看護師の方の転職が成功するかどうかは転職先選びにかかっているといっても過言ではありませんが、そこで重要になってくるのが自分に向いている転職先の把握です。

看護師の転職先には病院やクリニック、介護施設などのそれぞれの施設があり、向いている人と向いていない人がいます。

例えば、一般病院や大学病院の場合だと、看護師としてのキャリアを積み上げていきたい方には向いていますが、夜勤やオンコール勤務を避けたい方には不向きです。

向いている職場に転職できれば、転職に対する満足度も自然と高まるので、自分が向いている転職先を探し、その施設の求人を重点的にリサーチするようにしましょう。

看護師の主な転職先施設と向いている人をまとめました。

勤務先 向いている人
一般・大学病院
  • 看護師としてのキャリアを積み上げていきたい人
  • 年収の高さを重視している人
  • 夜勤やオンコールが気にならない人
クリニック
  • ワークライフバランスを重視したい人
  • 勤務地に関する条件がある人
  • 専門的な知識を深めたい人
美容クリニック
  • 美容への関心が強い人
  • 年収の高さを重視している人
  • 医療処置スキルにこだわらない人
介護・福祉施設
  • 融通のきく職場で働きたい人
  • 若手で経験が浅い人
  • ブランクがある人
訪問看護
  • 夜勤を避けたい人
  • 患者とのコミュニケーションを重視したい人
  • 若手で経験が浅い人
産業看護師
  • 夜勤を避けたい人
  • 3年以上の病院勤務経験がある人
  • ワークライフバランスを重視したい人
保育園・学校
  • 夜勤を避けたい人
  • 小児科での勤務経験がある人
  • ワークライフバランスを重視したい人

譲れない条件や条件の優先順位を決める

転職を成功させたいのであれば、転職活動をスタートさせる前に条件のリストアップをおこなっておくようにしてください。

給与や勤務形態、業務内容などの条件をリストアップし、その中から譲れない条件を決めたり、条件の優先順位を決めておくと、転職先選びでブレることがなくなります

「年収〇〇万円以上」など具体的に決まっていると、求人の選別をスムーズにおこなえるようになり、転職活動を効率的に進められるようにもなります。

転職サービスを活用する

転職での失敗や後悔を避け、成功させたいのであれば、転職サービスの活用は必須です。
看護師向けの転職エージェントや転職サイトに登録し、フル活用してください。

おすすめなのは、あらゆるサポートが受けられる転職エージェントです。
転職エージェントに登録すると、

  • キャリア相談
  • 自己分析のサポート
  • 求人のリサーチ・紹介
  • 応募書類の添削
  • 面接対策
  • 施設側とのやりとりの代行
  • 条件交渉

など、さまざまなサポートが受けられるようになります。

一般に出回らないレアな求人である非公開求人を紹介してもらえるのも、転職エージェントを利用するメリットの一つです。

転職エージェントに在籍しているアドバイザーは転職をサポートするプロで、知識も豊富です。
プロにサポートしてもらうことで転職が成功する確率が飛躍的に向上しますし、悩んだときに相談できる人がいることで前向きに取り組めるようにもなります。

何より、転職サイトや転職エージェントなどの転職サービスを利用しないメリットはほとんどないので、転職を成功させたいのであれば必ず利用するようにしましょう

看護師向けおすすめ転職サイトの一覧を見る!

看護師におすすめの転職サイト!口コミや選び方も

転職での失敗を避けたいならプロに頼ろう

看護師の転職では、事前の情報収集や自己分析を徹底することが大切です。

また、より多くの求人に目を通して比較しながら転職先を選んだり、今の勤務先に勤めている状態で転職活動をスタートさせることも重要になります。

ただ、勤務しながらの転職活動は、決して簡単ではありません。人の命にかかわる職業である看護師となればなおさらです。
そのため、看護師の転職では、他の職業以上にプロに頼る姿勢が重要になってきます。

転職サイトや転職エージェントを活用すれば効率的に情報収集をおこなえるようになりますし、プロにサポートしてもらうことで的確に自己分析できるようにもなります。
転職エージェントの場合、求人のリサーチや紹介、応募先とのやりとりや条件交渉など、さまざまなことを代行してもらうことも可能です。

転職での失敗を避け、満足できる転職にしたいのであれば、転職サービスをフル活用するようにしましょう。

RELATED関連記事
レバウェル看護の口コミ評判や求人の特徴!おすすめポイントや登録のメリットは?
499
看護roo!(看護ルー!)の口コミ評判は?求人の特徴や登録から退会までの流れも
798
ジョブメドレー看護の口コミ評判を調査!求人数やサイトの特徴も
1,154
ナースではたらこの口コミ評判や求人数は?退会方法や他転職サイトとの違いも
409
マイナビ看護師の口コミや評判は?求人の特徴や使うメリットも解説
477