ポイントサイトやプチ稼ぎも!? 確定申告が必要な「報酬」とは 最終更新日 2019/07/09 マネー ポイントサイトや、スマホでできる簡単なアンケートなどを利用してプチ稼ぎをしている主婦の方はたくさんいるでしょう。スキマ時間でできるプチ稼ぎは、忙しい主婦にもぴったりですよね! でも、プチ稼ぎといえども、「稼いでいる」ということに変わりはありません。あまりたくさん稼ぐと、確定申告が必要になることも……。どんなときに確定申告しなければいけなくなるのか、知っておきましょう。 そもそも確定申告って、一体何をするもの? 毎年2月16日から3月15日までの間に申告が行われる“確定申告”ですが、そもそも何を申告しているものなのでしょうか? まずは、確定申告の基本をおさらいしておきましょう! ●確定申告は「所得」を確定させて、税金を納めるために行う 確定申告で申告するのは、前の年の1月1日から12月31日までの1年間の収入の額と経費の額、それから、各種控除の額です。これらを申告することで、1年間の“所得”と、“課税所得”、“所得税”の額が決まる(確定)ことになります。 また、確定申告の結果は各市区町村にも共有され、その内容によって計算された、その年の住民税が決まります。 ●確定申告をしないと「脱税」になることも 本当は、確定申告をしなければいけないのにしないということは、その分の所得を隠していたということになります。ニュースで“所得隠し”、“脱税”などという話題が出ることがありますが、これと同じ状況に陥ってしまうということですね。 所得の金額に応じて税金を納めるのは国民の義務ですから、申告の必要がある人はきちんと確定申告をして、法律違反をすることがないようにしましょう。 ●確定申告をしなければいけない人って? 会社員やパート社員は、それぞれが勤めている会社で「年末調整」をしています。これも、確定申告と同じように、1年間の収入と経費を計算して、課税所得や所得税額を確定させるために行うものです。そのため、年末調整をした会社員は原則として確定申告をする必要がありません。 確定申告をしなければいけないのは、給与以外に一定額以上の収入がある人、副業をしている人、フリーランスや自営業の人などです。 年末調整で対応できない控除(医療費控除や初年度の住宅ローン控除など)を申告して節税したい人も、確定申告しなければ納め過ぎた税金を取り戻すことはできません。 「報酬」って「給与」と何が違うの? 貯まったポイントはどうなるの? 所得の計算をするときに知っておかなければいけないのが、“報酬”と“給与”の違いについてです。同じようにお金をもらっていたとしても、それが報酬なのか給与なのかによって、確定申告の仕方も変わってきます。 ●報酬とは 報酬というのは、主に外注業者やフリーランスで働く人に支払われるお金のことです。お金を支払う側と支払われる側は雇用関係にはないため、どれだけ支払いを受けたとしても、その会社の社会保険に加入できることはありません。 スマホを使ったプチ稼ぎや内職などで稼いだお金は、多くの場合、“報酬”に該当します。そのほか、保険の外交員やフリーのライター、カメラマン、デザイナーなども、“報酬”を受け取って仕事をする人です。“報酬”は、働いた分の成果に応じて支払われます。 ●給与とは 会社と雇用関係を結んだ上で支払われるのが給与です。給与は、多くの場合働いた時間に応じて支払われるもので、法律でも時間あたりの最低賃金が定められています。 給与をもらっている人は、会社で“年末調整”をしてもらうことができます。年末調整をすることは会社の義務なので、一部の例外を除き、会社員やパート社員など、ほとんどの人が年末調整の対象者となります。 ●ポイントサイトで稼いだ“ポイント”はどうなる? ポイントサイトで、お金ではなく“ポイント”を稼いだ場合はどうなるのでしょうか? これも、ある程度貯まった後で換金することが可能な場合は、報酬とみなされると考えていいでしょう。 換金した時点ではなく、ポイントが付与されて換金できるようになった時点で収入とみなされますから、“換金していないから大丈夫”というわけではありません。一方、購入金額の半額がバックされるキャンペーンなどについては、“割引”と考えることができますから、報酬には該当しません。 細かい基準について「これはどうなんだろう? 」と不安に感じることがあったら、税務署に問い合わせてみることをおすすめします。 パート主婦と専業主婦で違う! 確定申告が必要になる所得のライン 「ポイントサイト、プチ稼ぎなどで稼いだ金額が、いくらを超えたら確定申告しなければいけないか」は、多くの方の関心ごとでしょう。これは、パート主婦なのか専業主婦なのかによって違ってきます。 ●パートの場合は「副業の所得合計20万円」 パート先で年末調整をしているパート主婦の場合、メインのパート以外の所得は副業の所得なので、20万円を超えた時点で確定申告の必要が出てきます。これは、ひとつのサイトやプチ稼ぎでの報酬だけでなく、「フリマで手作り品を売った」「主婦モデルをして報酬を受け取った」などといったことも該当します。すべてを合計した所得が20万円を超えた場合は、確定申告をしましょう。 ●専業主婦の場合は「所得38万円」 専業主婦の場合は、他に収入が無いので、パート主婦よりも確定申告のラインが高く、所得38万円までは申告しなくてもいいとされています。しかし、38万円を超えた場合は、パート主婦と同様に申告が必要になりますから注意してください。 ●ところで「所得」って一体何? 所得とは、収入から経費を引いた額のことです。たとえば、ポイントサイトで年間20万円稼いだパート主婦の方がいるとしましょう。この場合、「20万円を超えたから確定申告をしなければいけないのかな?」と思うかもしれませんが、実際には、ここから経費を引くことができるのです。 ポイントサイトを利用するためには、スマホやパソコンなどの端末とインターネット回線が必要です。プライベートの端末や回線を使っていたとしても、報酬を獲得するために使用した金額分を経費にできます。つまり、自宅のインターネット回線利用のうち、どれくらいポイントサイト用に使ったかという割合で、回線料金を按分して「経費」として報酬額から差し引くことができるのです。 ●別の理由で確定申告をする場合は、報酬の申告が必要 年の途中でパートを辞めた人は、確定申告をすることで払いすぎた所得税の還付が受けられる可能性が高いでしょう。また、医療費控除やiDeCo(個人型確定拠出年金)などを利用するために、確定申告をする人もいるかもしれません。 そういう場合は、所得の額にかかわらず、報酬についても申告することになります。20万円や38万円というのはあくまでも、“確定申告をしなければいけないか、否か”のラインで、“する”のであれば、きちんとすべての所得を申告する必要があります。 所得が要確定申告の基準を超えないようにするためのポイント 所得が一定額を超えた場合は、確定申告をする必要があります。しかし、「面倒だから避けたい」という人もいるでしょう。そんなときは、所得が確定申告をしなければいけないラインを超えないように心掛けましょう。 ●経費を反映させて所得額を抑える 所得は収入から経費を引いたものですから、きちんと経費を把握しておけば、その分、所得額を下げることができます。報酬を得るのに必要だったインターネット回線使用代金や、フリマアプリで販売したハンドメイド品の材料費、送料、梱包資材代、そのほか必要経費になるものを見逃さないようにしましょう。賃貸住宅に住んでいて、在宅作業で報酬を得ている場合は、賃料や水道光熱費の一部も経費として計上することができますよ。 こうした経費は、ただ自分で「なんとなくこのくらい」と考えるのではなく、領収証や支払い調書・報酬が振り込まれた通帳と共に、帳簿などの書面にきちんと残しておくことが大切です。たとえ確定申告をしていない場合でも、税務署から「どうして確定申告をしていないんですか」と問い合わせが来たときに、報酬がいくらで経費にそれぞれこれだけかかっているから、確定申告が必要な所得ではありません、という説明ができるようにしておきましょう。 ●上限を意識して稼ぐ 年末になってから、「そういえばいくら稼いだんだろう?」と見直してみたら、確定申告をしなければいけない金額を超えていた、というようなことにならないためには、“自分が今いくら稼いでいるのか”をきちんと把握しておくことが大切です。 ポイントサイトやプチ稼ぎのサイトを利用する際、いくつものサイトをかけもちしていると、結局いくら稼いだのかがわかりづらくなります。案件数が豊富で、やりたい仕事がたくさんあるのはもちろんですが、自分が稼いだ額がひと目でわかるサイトに絞って利用するのがおすすめです。 dジョブスマホワークは、わかりやすくて案件数豊富なプチ稼ぎサイト dジョブスマホワークは、いくら稼いだかもわかりやすい上に案件数も豊富なので、報酬金額の調整がしやすいのが魅力です。お仕事の種類も、データ入力やアンケート、写真や動画の投稿、アイデア募集、文章執筆と幅広いので、きっと自分に合った仕事を見つけられますよ! 最初の登録や簡単なアンケートに答えるだけでも、簡単にお小遣い稼ぎができるので、スキマ時間でちょっとだけ稼ぎたいと考えている人にぴったり。確定申告をしなくて済む範囲でプチ稼ぎがしたいという人は、ぜひ試してみてください! さっそくdジョブスマホワークに 登録してみる