サラリーマン向けの副業20選|ライフスタイルに合わせてカシコく選ぼう! 最終更新日 2019/02/22 副業 大手企業であれば副業は禁止とするのが当たり前という時代もありましたが、近年では副業を推奨することで優秀な人材の育成につなげるという考え方も一般的になりつつあり、大手企業でも副業を解禁しているところもあります。2018年1月には、厚生労働省が「副業・兼業の促進に関するガイドライン」をまとめています。 サラリーマンにとっての副業はただ収入を増やすという点だけでなく、本業では得られないスキルを身につけ、本業でそれを活かすことができるという点でも大きなメリットがあります。ここではサラリーマンにおすすめの副業やその選び方などについて解説しますので、副業に興味があるというサラリーマンの方はぜひ参考にしてみてください。 副業の選び方 副業は、自分にとっての自由な時間を費したり、ある程度の資金の準備が必要となる場合があります。そのため副業をはじめるにあたっては、以下のポイントを理解しながら自身の条件に合ったものを選択する必要があります。 ●自身のライフスタイルを検証 サラリーマンが副業をはじめるにあたって最初に明確にしておかなければならないのが、なぜ副業をはじめるのかという点です。特に「収入を増やしたい」といった一般的なものではなく、「起業のための資金を短期間で稼ぎたい」、あるいは「本業で活かせるスキルを身につけたい」といった理由で副業をはじめる場合、それらに適した職種は限定されることが多く、そのことからも副業をはじめる理由は初期の段階から明確にしておかなければなりません。 副業をはじめる理由を明確にしたら、自分に適した希望職種を検討しましょう。希望職種を決める際には、本業で得た専門知識を活かせるかどうか、逆に本業からかけ離れた職種で新たなスキルを身につけられるかどうかなどを重視すると同時に、自分が所有しているものを活用できないか検討してみるのもおすすめです。 また、副業をはじめるにあたって行わなければならないことは、副業に使える時間帯を明確にすることもあげられます。サラリーマンが副業を行う場合、その時間帯は本業が終わった後の夕方から夜にかけた時間帯と、休日になることがほとんどです。特に家族がいるサラリーマンの場合、その時間帯は家族との団らんの時間となっていることが多く、副業をはじめることで家族との会話が減ってしまうことも考えられます。そのため、副業を行う時間帯を決める際には本業だけでなく、そのほかの事柄との兼ね合いを考慮しながら、自身にとっての自由時間をどれくらい副業に費やせるのか考えてみる必要があります。 一方で最近ではスマートフォンなどを利用して短時間で行える副業も数多く存在することから、通勤時間や本業の休憩時間などのスキマ時間を利用して副業を行い、本業終了後の時間は家族との団らんなどに使うという方法もあります。 これらに加え、副業をはじめるにあたっては目標金額も明確にしておくことも必要です。目標額を設定することでモチベーションの維持につなげることができます。一方で、副業に力を入れすぎると本業へ支障をきたしてしまうこともあるため、目標額は下限だけでなく上限も設定し、それにもとづいて副業への力の入れ具合を調整するというのもおすすめです。 ●各職種の特徴を把握 副業に取組む理由、希望職種、時間帯、希望収入額などが決まったら、実際にそれらの条件に合致した職種を探してみましょう。 副業として最初にあげられるのは、飲食店や倉庫などでのアルバイトなど比較的専門的な知識を必要としないような職種です。 一方で、専門的な知識を活かすことができるタイプの職種も副業としてあげられます。このタイプの副業は企業に雇ってもらうだけでなく、自営業としてはじめることも可能なため、時間を自由に使いやすいというメリットもあります。 また、不動産や株を対象とした投資タイプのものも副業としてあげられます。ただし、この方法の場合、逆に損をしてしまうリスクが伴う点や、短期間で利益を上げることは難しいという点は覚えておかなければなりません。 これらに加え、副業を決める際には職種のタイプだけでなく、勤務時間帯、勤務地、毎月の収入額などの各条件についても吟味する必要があります。なかでも勤務地に関する出勤型、在宅型の違いや、毎月の収入額に関する時給型、成果報酬型の違いは働き方にも大きな影響をおよぼすことが考えられるため、特に注意しなければなりません。 専門知識やスキルを活かしたサラリーマン向けの副業6選 続いては、サラリーマンの方に人気の具体的な副業をご紹介します。ここでは最初に専門知識やスキルを活かすことができる職種を6つあげ、各々の詳細などについても解説していきたいと思います。 ●コンサルティング マーケティング、事業開発、経理・財務などに関する幅広いコンサルティング業務は、決して気軽に行える副業ではないものの、会社という枠にとらわれずに自分のやり方でスキルを磨けるという点で大きなメリットがあります。そのため、ただ収入を増やせるという点だけでなく、より多くの経験を積み将来的な独立につなげることができるという点でも大きなメリットがある副業といえます。 ●語学やスポーツの指導 語学やスポーツに関する十分な知識・技術を持っていれば、それらを利用した英会話やスポーツトレーナーなどの指導に関する副業もおすすめです。特に語学力取得のための英会話教室や運動不足解消のためのスポーツ教室、ジムでのトレーニングなどは子どもから大人まで一定の需要があり、長期的に継続しやすい副業であるといえるでしょう。また、語学やスポーツの指導に関する国家資格は存在しないものの、日本英会話協会や日本スポーツ協会などの財団法人が認定する資格が存在するため、まずはそれらの資格取得を目指し、副業につなげるという手順を踏むのも有効です。 ●ライティング 仕事上、文章をよく書く方や日常的に読書をする方にはライティングの仕事も副業として適しています。この仕事は成果報酬型であることがほとんどであるため、より多くの仕事をこなせればそれだけ多くの報酬を得ることができます。そのため、さまざまなジャンルに関する知識を有している方であれば、副業をはじめたばかりであっても高収入のチャンスがあります。 また、ライティングには、ただ文章を執筆する仕事だけでなく、音声を文字に起こすテープ起こしや特定の言語で書かれた文章をほかの言語へ書き換える翻訳の仕事なども含まれます。そのため、選択肢が多く、自身のスキルを活かしやすいという点もまたライティングの仕事の大きなメリットといえます。 ●Webデザイン 企業においてホームページ制作を外部の業者に委託することは決して珍しいことではなく、Webデザインの仕事は安定した需要があるため、それらに関する知識があるのであれば副業としてはじめてみるのもおすすめです。 特に、制作にかかわるWebデザインだけでなく、ホームページが完成した後の定期的な保守業務も請け負うようにすれば、継続して新たな案件を探す必要性も低くなり、安定した収入が見込めるようになります。 ●イラスト作成 イラストを描くのが得意な方であれば、それを副業とすることも可能です。例えばイラストの登録サイトに自身のイラストを登録しておくと、自身が描いたイラストがダウンロードされるたびに報酬を得られます。ユーザーのニーズをうまくつかむことができればより多くの報酬を得ることが可能です。 また、イラスト作成を副業につなげる方法としてはLINEで使用されるスタンプの販売もあげられます。LINEのユーザー数は7000万人以上と非常に多く(2018年7月現在)、より多くのユーザーに向けて販売ができるという点でもこの方法には大きなメリットがあります。 ●ハンドメイド アクセサリーなどの小物は有名ブランドのものだけでなく、オリジナリティがあるハンドメイドのものにも一定の需要があります。そのため、細かな作業を得意とする方はこのようなハンドメイド商品をネット販売するという方法も副業としておすすめです。 また、個人がハンドメイドではじめたアクセサリーのブランドに人気が徐々に伴い、有名ブランドとのコラボや実店舗の運営などをはじめるというケースもあり、常に高い目標を持って臨めるという点もまたこの副業の大きなメリットといえます。 手軽にできるサラリーマン向けの副業8選 手軽にできる副業は好きな時間に行えることが多く、多忙なサラリーマンでも本業との両立がしやすいというメリットがあります。続いてはその具体的な職種を8つご紹介します。 ●ネットオークションアプリ・フリマアプリ ネットで不用品を販売するのにあたって、昨今では複数の企業がこの業界に参入し、販売手数料の低価格化などもすすんでおり、より利益を上げやすくなっています。すでに自身が所有しているものを売却するため、簡単にはじめやすい副業といえます。 ●フリマに出品 商品を販売して利益を得る方法としてはフリマを利用するという方法もあります。この方法では多くの人と顔を合わせ、会話をしながら楽しく副業ができるという点でメリットがあります。そのため、土日に家族そろってフリマへ参加するというのもおすすめです。 一方で最近では新品の商品を扱う業者の参加を不可としているフリマも多いため、基本的に中古品しか扱えないという点に関しては注意が必要です。 ●ポイントサイト、アンケートモニター 通勤時間や休憩時間に行える副業としては、ポイントサイトの利用やアンケートモニターなどもあげられます。回答者の年齢や性別、職業などを限定したアンケートなどでは若干ではあるものの報酬が高めに設定されていることもあります。 また、アンケートモニターのなかには座談会への参加を伴うものも存在し、インタビュー調査は抽選で選ばれる方式が多いようです。インタビュー調査は、オンラインだけで完結するアンケート調査よりも報酬が高く設定されているため、より多くの収入につなげることが可能です。 ●データ入力 タイピングのスピードに自信があるのであればデータ入力もおすすめです。より多くの案件をこなすだけのスキルが伴えば、それだけ多くの収入を得られるというメリットがあります。 また、この仕事は出社の必要がないものも多く存在するため、自宅だけでなく通勤中や休憩時間に行うことが可能であるという点も大きなメリットのひとつとなります。そのため、副業をはじめたいが家族との団らんの時間も大切にしたいといった希望がある方におすすめです。 ●写真販売 スマートフォンなどで撮影した写真を専門のサイトで販売するという方法もまた副業としてあげることができます。このようなサイトでは、必ずしもプロがとったような写真ばかりが購入されるわけではないため、ニーズを捉えた写真を多く出品すればより多くの収入につなげることができます。 ●代行業 家事代行や運転代行などのサービスは単身世帯の増加や高齢化などが進むとより需要が高くなることが予想されるため、将来性の高い職種といえます。特に家事や車の運転は普段から行っている人であれば新たにスキルを習得する必要はないため、はじめやすい副業の1つです。 また、これらの代行業をさらに発展させた職種としては、要介護者送迎サービスなども将来性が高く、副業としてもおすすめです。ただし、ここまで発展させたサービスを提供するためには、それなりの時間や資金が必要であるため、それらに関するある程度の余裕がある方でないと若干ハードルが高い副業といえるかもしれません。 ●モニター調査 企業からの依頼を受け、飲食店などへ行き、サービスや商品の質をレポートにして提出する仕事をです。この仕事では飲食代などを企業に負担してもらえることが多いため食費を浮かせられるだけでなく、時間帯を指定されることも少ないため、本業との両立がしやすいという点でもサラリーマンの副業として人気があります。 ●アフィリエイト ブログやサイトを運営し、そこに掲載する広告料を得ることをアフィリエイトといいます。この方法の場合、まとまった収入を得られるようになるまでにはある程度の時間が必要ですが、コツをつかんでしまえば安定した収入を得やすいというメリットもあります。また、YouTubeなどの既存サイトを利用してアフィリエイト収入を得る方法も登場しているため、副業としてもはじめやすい方法といえます。 投資・不動産系のサラリーマン向け副業6選 サラリーマン向けの副業としては投資や不動産系のものもよく知られています。ここではそのなかから特におすすめの6つの方法をご紹介します。 ●遊休地の活用 使用していない遊休地があるのであれば、税金対策の観点からも何かしらの方法で活用するべきといえます。特に駐車場への転用やトランクルーム経営などへの活用は、かかる手間も比較的少なく、おすすめです。 ●遊休施設の活用 空き家などの使用していない遊休施設があるのであれば、改修を行い、レンタルスペースなどに転用するという方法もあります。ただし、この場合、建物や土地に対して固定資産税がかかるため、それらも計算に入れた上で利益が見込めるか否かを判断する必要があります。 ※遊休地・遊休施設:使われていない/有効活用されていない土地/施設のこと ●株式投資 市場で投資するタイプの副業としては株式投資が最も一般的といえます。特に最近ではスマートフォンさえあれば簡単に取引が行えるアプリも登場しているため、通勤中や休憩時間に行う副業としても適しています。ただし、株式投資に限らず投資系の副業には損失を生んでしまうリスクが伴うという点は覚えておかなければなりません。 「dポイント投資」ならお手持ちのdポイントを使って手軽に投資がはじめられます! https://dpoint-inv.com ●CFD 外国為替や外国株、金、原油などといったものを幅広く投資対象とすることができるのがCFDです。この取引は24時間可能であるという点で一般的な株式投資よりも大きなメリットがあり、勤務終了後などにも取引を行えることから多忙なサラリーマンにもおすすめです。 ※CFD:Contract For Differenceの略で、差金決済取引のこと。FXは通貨を対象とするのに対し CFDでは通貨以外のものも幅広く投資対象とすることができる。 ●純金積み立て 純金は500g未満の場合、加工料が高額になってしまうため少額の投資には向きません。しかし、500g以上だと一度に数百万円の投資が必要となってしまうため、気軽に行うことは難しいでしょう。 これに対し、最近では月々数千円の投資からはじめられる純金積み立てが話題となっており、今すぐではなく将来的に利益が得られればよいという方に適した副業といえます。 ●太陽光発電 再生可能エネルギーに対する注目度は近年急速な高まりを見せており、特に太陽光発電事業には多くの業者が参入しています。また、太陽光発電システムによって発電した電力は買い取ってもらうことが可能であるため、個人で太陽光発電を行うことで、月々の電気代の一部を相殺できるケースもあります。個人で太陽光発電をはじめる場合、土地や機器の準備に多額な費用が必要となりますが、将来的には利益を生むことが見込めることから、副業としてはじめる価値は十分にあるといえます。 副業を始める前に押さえておきたいポイント サラリーマンが副業をはじめるにあたっては、以下の3つのポイントについても十分な認識が必要となります。 ●就業規則の確認 上述したように、昨今では副業を解禁する企業は増えつつあるものの、現在でも社員の副業を禁止している企業は少なくありません。そのため、サラリーマンが副業をはじめるにあたっては就業規則の確認が必須となります。また、なかには株式投資などを禁止している企業も存在するため、投資系の副業をはじめるにあたっても就業規則を確認する必要があります。 ●確定申告についての知識を習得 副業で得た収入は年収で20万円を超えると確定申告の対象となり、申告が義務付けられます。ただし、ネットオークションなどを利用した副業の場合、販売額から仕入れ額を引いた金額が20万円未満であれば申告の必要はありません。 また、副業で得た収入を事業所得と雑所得のどちらに仕分けたらよいかという点に関しては明確な基準が設けられておらず、どちらにすべきかわからない場合は税務署に相談するのがよいでしょう。 ●継続性 副業のなかには初期費用が必要となるものが存在するだけでなく、収入も限定的であるものが多いことから、一定期間継続して行わないと利益が生じない場合があります。そのため、副業として何をするのか決める際には継続して行うことが可能かという点も重視しなければなりません。 まずは自身のライフスタイルから考えてみるのが重要! ここではサラリーマンにおすすめの副業20選と副業を決めるにあたって重視すべきポイントなどについて解説しました。 最近ではスマートフォンやパソコンさえあれば行えるデータ入力やライティング、アフィリエイト、株式取引などの副業も存在することから、多忙な人でも副業を行いやすい環境は整っており、通勤時間や休憩時間をうまく活用すればライフスタイルを大きく変えることなく収入を増やすことも可能です。 一方で、サラリーマンは平日ほとんどの時間を本業に費やしていることが考えられるため、副業を行える時間帯はどうしても限定されてしまいます。副業を始める際には、ライフスタイルを改めて見直したうえで、自分にあった副業を選ぶようにしましょう。