ライターって、どんなお仕事??始め方と必要なスキルを教えて! 最終更新日 2019/02/22 お仕事紹介 「ライター」というと文章の専門家でハードルが高そうなイメージがありましたが、最近はWebメディアやブログの発達やクラウドソーシングサービスの浸透もあり、ライターという仕事が身近になりました。「主婦ライター・ママライター」として子育てや家事の間にライター仕事をする人もいます。そんなライターという仕事ですが、ずいぶん身近になったとはいえ、いったいどういう仕事なのか、どうやってライターになるのかわからない人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ライターという仕事の始め方や必要なスキルなどライターの仕事について紹介していきます。 ライターのお仕事の内容は? まずはライターという仕事がどういう職種か紹介していきます。ライターの主な仕事は雑誌やWebサイトなどの媒体に掲載される記事を作成するのが主な仕事です。クライアントが用意した構成に沿って執筆する仕事もあれば、自分で記事の内容を考えて執筆する仕事もあります。 掲載される媒体ごとに、詳しく仕事内容を見ていきましょう。 ●出版物 書籍や雑誌、フリーペーパーなど、主に出版社で取り扱っている媒体の記事を書きます。読み物以外でも企業のパンフレットや社内報、マニュアルを作成するという仕事もあります。 書く内容についてはライターから企画を提案することもたまにありますが、出版物の場合紙面に何を載せたいか具体的に決まっていることが多いため、基本的にはライターは編集者から依頼を受け、コンセプトに合わせたタイトル、文章を書くことが多いです。 なお、企業の業務マニュアルや製品の説明書などの文章を執筆するライターを「テクニカルライター」と呼びます。ある程度専門的な技術を理解する知識と理解力、そして誰にでもわかりやすい文章を書く技術が求められる仕事です。 ●Webメディア 今はWebメディアが情報収集の主流のひとつになってきており、それに対応してたくさんの企業がWebメディアを持ち、情報発信をしています。その企業のWebメディアに掲載する記事を作成するのが今のライターの主流の仕事となっています。メディアのテーマに関連したコラム記事や取材記事、商品説明文などの記事を主に作成します。 紙媒体の仕事と異なるのは「SEO」を意識したライティングのスキルが求められることです。SEOとは「Search Engine Optimization」の略で、「検索エンジン最適化」のことです。 私達は欲しい情報をネットで調べたいときにGoogleなどの検索エンジンを利用します。検索エンジンは検索するために入力したワードに関して関連が深いサイト記事や有益な情報が載っているサイト記事を選び、上位のものから検索結果に表示させるという仕組みです。 SEOとはこの検索結果で記事が上位になるような原稿を執筆する技術のことなのです。基本的な例だと、記事に書いている情報が欲しい人が検索しそうなワードをタイトルに入れる、といったものです。このようなスキルを持っている人は重宝されます。 ●広告 意外なところで、広告もライターの仕事になるものがあります。キャッチコピーや宣伝文など、広告に最適な文章やコンセプト案を作成するのが仕事です。この場合は何千字も書くものではないので、短い文章で効果的に伝えるスキルが必要になります。 基本的にライターは数千字の文章の中で順序立てて説明をしていくことが多いので、広告での仕事はまた違った難しさやスキルが必要となります。 ライターのお仕事の始め方 では次に、ライターの仕事の始め方について紹介していきます。ライターは専業の人もいれば副業としてやっている人もいる間口の広い職種ですので、仕事の始め方もいくつか方法があります。大きく3つの方法について紹介します。 ●ライター募集の求人に応募する 1つは通常の仕事探しと同じように、ライターの採用を行っている企業を探し応募する方法です。新卒採用、中途採用のどちらも求人がありますし、外部ライターとしてフリーランス・副業的に仕事ができる形式の募集を行っているところもあります。 求人に応募する人の中にはライターとしてではなく編集者として就職しライティングを学ぶ人も多いです。そこで技術やノウハウを習得し、独立してフリーの編集者やライターになるという道を選ぶ人も多いです。 採用された場合はライティングや編集の教育を行ってくれるのでしっかりとしたスキルと実績を身につけることができるのがメリットです。 ●クラウドソーシングサイトから仕事を受ける 2つめはライターの仕事を掲載しているクラウドソーシングサイトから仕事を受けるという方法です。フリーランスの方はもちろん、副業としてライターをしている人はから仕事を受けている人が多いです。 こうした方法のメリットは未経験者でも比較的仕事を得やすいということです。そのため、フリーランスのライターや副業ライターが仕事を始める場合、これらのサイトに登録して仕事を受注するところからライターとしてのキャリアを始めることも多いです。 注意すべき点は、記事の単価があまり高くない仕事もあるため、事前に募集内容をしっかりチェックし、どのような仕事をやるか決めるようにしましょう。 しかし、実力や実績がないうちは比較的記事単価が低い仕事から始まることになるでしょう。記事単価が低い仕事から実績を積んでいくことで、企業から直接依頼を受ける場合もありますし、徐々に記事単価の高い仕事も獲得できるようになります。 ●企業に自分を売り込む 3つ目の方法は企業に直接売り込みをし、仕事を得るという方法です。チャレンジするハードルは高いですが、これがきっかけで編集者と懇意になると、持ち込んだ企画で書かせてもらったり、仕事を振ってもらえたりすることがあります。 また、別のアプローチとしては自分のブログを充実させて話題になれば、逆に企業から直接ライティングの仕事依頼を持ちかけてくることもあります。 話題になったブロガーが書籍を発売したりWebメディアに寄稿したりいるのはこのように売り込みや企業からの依頼という場合が多いです。そのため、ライターの中には仕事のほかに自分のブログで記事を書いて発信しているという人もいます。 最後に、ライターの仕事を始めるにあたって必要なスキルについて紹介します。仕事を続けていくためには必要なスキルがいくつかありますので、仕事をしながら身につけていきましょう。 ●文章力 ライターの基本となるのは文章力です。といっても読ませる文章や人を引きつける文章をかけるスキルのことではありません。正しい日本語を使って第三者にも読みやすい論理的で丁寧な文章が書けるスキルが必要です。 上記のスキルは基本的に求められる能力で、加えて文章構成力があるライターや執筆速度が速いライターはクライアントからの需要も高いです。逆に執筆速度が遅いと複数の仕事に対応できなくなり、まとまったお金になりにくいのである程度の執筆スピードの速さは身につけておきたいスキルといえます。 ●ニーズへの理解 最近では、Webメディアでの記事作成の仕事が増えてきており、SEOの要素を満たした記事や、読み手を意識した原稿を書くことができるといったスキルがあると重宝されます。 特にWebメディアではSEOが重要視される傾向が高いです。加えて読み手のニーズをくみ取って、そのニーズを満たせるような満足度・信頼度の高い内容を書けるライターは有利といえるでしょう。 そのため、なにか得意な分野や専門知識を持っていると継続して仕事を得やすいです。ライターの中には自分の専門分野や得意分野に特化して仕事を受けるという人もいます。 ●コミュニケーション能力 ライターの仕事はコミュニケーション能力も必要となります。記事を依頼される時は、基本的に編集者などクライアント側とのやり取りが発生します。依頼者の意図をくみ取った文章を期日までに作成する必要があるので、報告・連絡・相談などをしっかり行えないと仕事を続けることは難しいでしょう。 仕事によってはミーティングを行うものもありますし、取材やインタビューを行う仕事もありますので、基本的なコミュニケーション力は必要となる仕事です。 誰でもできるようになった仕事だからこそ丁寧で誠実な仕事をすることが大切 ライターという仕事は、未経験からでも挑戦できるようになったこともあり、今では多くのライターがいます。そうした中でも、継続的に仕事を受注できるようにするためには、丁寧で誠実な仕事をしてクライアントの信頼を得ることが大切です。 ライターなんて難しそうと思っている方でも、文章を書くのが好きという気持ちがあれば挑戦することは可能です。未経験でも挑戦し、ステップアップできるお仕事もたくさんあります。初めから長い文章を書こうとするのではなく、まず100文字程度の短い文章からチャレンジし、段々と長い文章に挑戦していくのもよいかもしれませんね。 dジョブスマホワークでは、未経験でもチャレンジできるライティング・記事作成のお仕事を豊富に掲載しています。身近な話題も多いので、ライターのお仕事に興味がある方は一度覗いてみてくださいね。