転職の自己分析フレームワークのやり方!おすすめツールやアプリも紹介
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自己分析をせずになんとなくやりたい仕事を探していても転職活動はなかなかうまくいきません。即戦力として働ける転職こそ自己アピールが重要になるため、自己分析で自分を深掘りしておく必要があります。
しかし、ただ前職での経験を思い出したり自分の性格を考えたりしても、選考に使える自己分析はできません。いくつかのフレームワークを使いながら多角的に自分を見つめなおすことで、ブレのない魅力的なアピールができるようになります。
そこで本記事では、面接や書類作成に活かすことのできる自己分析のやり方を解説します。1人でうまくいかないときの対処法やおすすめの無料ツールも紹介するので、多くの企業が惹かれる人材になりたい方は必見です。
転職活動こそ自己分析の重要性が高い!メリットや就活時との違い
自己分析は就職活動のスタート時期にやることが多いため転職活動では重要視しない人もいますが、実は転職の方が自己分析を入念に行わなければいけません。
なぜなら、自己分析が具体的なキャリアプランを決め、転職先とのミスマッチを防いでくれるからです。
転職時の自己分析は働くことに対する考え方や自分自身を知る就活期とは異なり、今後の人生に影響する重要なものです。
転職時に自己分析を行うメリット
転職時に自己分析を行うと、以下のようなメリットがあります。
転職時の自己分析のメリット
- 希望に合う転職先を見つけられる
- 選考通過率が上がる
- 本当に転職するべきかじっくり考えることができる
自己分析は単に得意分野や理想の働き方を知るものではありません。納得のいく転職先を見つけられたり自己アピールがうまくなって選考通過率が上がったりと、転職活動を成功させるうえでのメリットが多くあります。
- 自己分析前
「とりあえず残業したくないな・・・経験があるから現職と同じ職種でいっか・・・」 - 自己分析後
「在宅で自由に働くのが好きだったんだ!現職とは違うけどやりがいのある営業職にチャレンジしたいな!」
自己分析を行うことで、理想の働き方ができる企業を見つけることができます。転職活動における自己分析は自分のワークライフバランスに軌道修正をかける良い機会です。
最近では優秀な人材を確保するために、在宅勤務や副業OKの会社もかなり出てきており、「給料」「時間」「やりがい」など「何をどこまで優先するのか」を考えてそれに合う企業を選ぶのが失敗のしない転職活動につながります。
自己分析は自分の価値観を明確にできるので、理想とするワークライフバランスの転職先を見つけやすくなります。
また、業務内容についても同様です。自己分析をすると好きな仕事と得意な仕事が違うと気が付く場合があります。
仕事の中身についても深掘りし、そのあとで転職先を探せばより自分に合う企業を見つけられます。
ただぼんやりと考えながら転職活動を行っていると、転職後に後悔する可能性が非常に高いです。早く転職したいからといって焦って転職先を探すのではなく、じっくりと自分を見つめ直して転職後のミスマッチを防ぐことが大切です。
- 自己分析前
「20代でもたくさん実績があったからアピールしたけど即戦力としては採用してもらえなかったな・・・」 - 自己分析後
「未経験OKでやる気重視の企業を探したら通過率が上がった!自分はまだ20代だし、実績よりも潜在的な能力をアピールしよう!」
転職活動における自己分析は、訴求パワーを形成する土台作りです。第一印象で、相手の頭の中に何が残るか。「もう一回会いたい!」と思ってもらえるかどうか。そのスピード感を作るための根っこの部分が、自己分析による自分の基盤づくりです。
編集部からのひとこと
転職希望者の方は、それまでの実績やキャリアを前面に押し出してアピールされるのですが、クライアントニーズに沿っていないことも多いです。
非常に優秀な方でも、そのパターンに陥る場合があるので、もったいないケースが多いです。
逆にいうと、念入りな自己分析作業による転職市場での競争力UPは相当伸びしろがあるといえます。
また、客観的な分析で転職市場における自分の位置付けを知ることができ、効率よく転職活動ができるのもメリットです。
転職市場における相場としては、応募者の年齢などによって期待値の中身が変わり、例を挙げると以下のようなものがあります。
年代や業種 | クライアントが求めるもの |
---|---|
20代 | ・潜在能力(ポテンシャル) ・積極性 ・仕事に対する考え方 ・学ぶ意欲 |
30代以降 | ・即戦力性 ・プロジェクト管理能力 ・部下のマネジメント能力 ・専門スキル |
専門的な業種 | ・過去の作品ポートフォリオの質 ・開発実績 |
好条件の求人案件に応募しても、クライアントが求めるスキルや経験値を保有していなければ転職が成功することは絶対ありません。
必要以上に謙虚になる必要はありませんが、自己分析によって転職市場における自分のポジショニングを事前に把握しておくと、効率的な転職活動ができるので俗にいう無駄打ちがなくなります。
- 自己分析前
「今の会社はなんかつまらないし転職しようかな・・・」 - 自己分析後
「営業系に挑戦したいけど、人間関係は問題ないし次の部署移動で営業なら同じ会社で続けてみようかな!」
自己分析は現職での自分の気持ちを整理するとともに本当にやりたいことを見つけ出すことができるので、そもそも本当に転職するべきなのかを考える機会にもなります。
なんとなく今の仕事が嫌で転職を考えていても、自分の仕事に対する考え方を見つめ直してみたら今の仕事が合っていると感じることも少なくありません。
副業や派遣への切り替えなど新しい選択肢が出てくる場合もあり、転職よりも良い道が見つかることも多いです。
転職にまだ迷いがある方はもちろん、転職への固い決意がある方も一度自己分析にじっくり時間をかけてキャリアプランを考えなおしてみましょう。
就職活動の自己分析との違いは?
就活の自己分析との大きな違いは、社会人としての経験を反映させるところです。
学生やアルバイト時代に行う自己分析は、性格や働くことについての考えなどを中心にして行います。スキルや資格を棚卸しする場合でも、アルバイトでの成功体験やサークルでの役割から考えていきます。
一方、転職時は社会人としての経験があり、その分強みやスキルも多いです。そのため、自己分析を行うときも前職での経験から自分を深掘りし、即戦力になるようなスキルを見つけていく必要があります。
転職に役立つ自己分析のやり方!目的別フレームワークを紹介
就活とは異なり、より転職に使える自己分析のやり方を解説します。就活時と同様に性格や興味関心のあることを明確にしたあと、スキルやキャリアの棚卸しをていねいに行う方法です。
それぞれの分析を行う上でのポイントも紹介するので、この記事で自己分析を完成させることができます。
モチベーショングラフでまずは自分の人生を思い出そう
画像引用:リクナビネクスト公式サイト
モチベーショングラフとは、人生の上がり下がりをグラフにしてどんなできごとに影響を受けるのかを知り、そこから自分の価値観やこだわりを見つけ出す方法です。
モチベーショングラフの手順
- 生まれてから現在までの良い・悪い出来事をすべて思い出す
- モチベーションの上がり下がりをグラフにする
- 1つ1つのできごとを深掘りして自分の価値観や強みを書き出す
まずは人生を振り返るところから始めます。一番古い記憶から今このときまでの記憶を思い出して、覚えている出来事をすべて書き出していきます。
悔しかったことや怒りを覚えたこと、人生で一番幸せだったことなど感情に関係なくすべて書いていきましょう。
ここでは転職のことは一切忘れて自分の歴史を表でまとめるイメージで行います。大きな出来事だけではなく、たった数分の短い小さな出来事もすべて書いていくことで情報量を増やすことができます。
思い出せない場合は、当時流行ったものを調べたり一緒に過ごした人のことを思い浮かべたりするのがおすすめです。
次に、できごとを年代順に並び変えながら気持ちの上がり下がりをグラフにしていきます。
モチベーションだけではなく、幸せ度ややりがいなど心の充実度をグラフにしましょう。それぞれのポイントにできごとの概要を書き、心の充実度が何に影響を受けているのかわかるようにします。
ここから実際に分析に入っていきます。それぞれのできごとを経験した当時の自分に対して以下の質問を投げかけます。
- なぜその感情になった?(楽しい、悲しい、つらい、虚しいなど)
- どんな環境にいた?(人間関係、家庭環境、季節、天気など)
- どんな行動を取った?そしてなぜその行動をした?
- どうやって立ち直った?
これらの回答から自分の大切にしていることや価値観を見つけていきましょう。
グラフから自分の価値観や強みを見つけるポイント
過去の自分の感情をリアルに思い出して、まるでその状況に置かれている気持ちになって考えると忘れていた感情を思い出すことができます。
また、このときも転職活動に役立つかどうかは考える必要はありません。幅広い視野で自由に楽しく行った方が、さまざまな感情に気が付きます。
マインドマップで性格を分析して弱みを見つける
画像引用:doda公式サイト
マインドマップとは、1つの単語から関連する言葉や連想される言葉をつなげていき、自分の深い部分まで知ることができる方法です。
マインドマップの手順
- 中心に「自分の性格」と書いて四角や丸で囲む
- 思いつく性格を書いていき、同じ部類のものは派生させてつなげる
- 思いついた性格をさらに細かくわけたり違う言葉に言い換えたりして派生させる
マインドマップは好きなテーマを入れて深掘りしていくことができますが、今回は自分の性格を知っていくために使用していきます。
紙を横向きにして中心に書くか、無料で使えるマインドマップツールを使うのがおすすめです。
次に自分の性格を思いつく限り書き出していきます。中心にいくほど大きな概念になるように、似ているものや関連性のあるものはつなげていきます。
例:「真面目」→努力家、根性がある
ここからさらに、派生させていきます。1つの性格を細かく分解したり、別の角度から言い換えたりしましょう。
たくさん書き出すポイント
なぜそのような性格なのか?どうしてそういう気持ちになるのか?を1つ1つの単語に質問しながら増やしていきましょう。隠れた欲求やこだわりが見つかることが多いです。
例:「楽観的」→楽しいことが好き→マイナスな感情が苦手
スキルやキャリアの棚卸しで具体的なアピールポイントを知る
スキルやキャリアの棚卸しとは、これまでの仕事を振り返り、持っているスキルや成功・失敗経験を見つけていく作業のことです。
スキルやキャリア棚卸しの手順
- 1日の仕事の流れを前職・現職すべて書き出す
- 業務内容や実績などを細かく書き出す
- スキルといえるものと経験(キャリア)をわける
まずはこれまでの職場での1日の業務をすべて書き出していきます。細かい業務まで思い出すことで、気が付かなかった重要な経験や強みを見つけることができます。
1日の仕事の流れを書き出す際は時系列で並べるとともに、繁忙期や閑散期など時期によって業務が違う場合はわけて書くのがおすすめです。それぞれの時期に行った業務を時系列で書くことで、より鮮明に業務経験を思い出すことができます。
書き出した1日の流れから、これまでに行った業務の詳しい内容や力を入れて取り組んだことなどを挙げていきます。以下の内容を書き出すようにしましょう。
- 実績
- 力を入れて取り組んだこと
- 失敗したこと、失敗から学んだこと
- 苦労して行った業務
- 身につけたスキルや技術
- 貴重な経験(海外出張など)
ここで書き出した内容が選考にそのまま活かされます。大した経験ではないと感じていることでも、言い換えたりほかの人の立場になって考えたりして、アピールできるエピソードにしましょう。
最後に即戦力として役立つようなスキルと、内面の評価で使えるキャリアにわけておきましょう。
スキルとキャリアにわけておくことで、企業のタイプに合わせてアピールする内容を変えることができます。スキル重視の企業なら保有資格や表彰経験などをアピールすることができ、やる気重視なら人間力を高めた経験を話して好印象を与えられます。
Will・Can・Mustの輪で強みややりたいことを明確にする
Will・Can・Mustの輪とは、Will(希望)・Can(スキル、できること)・Must(求められるもの、やるべきこと)をみつけて仕事における自己分析を行う方法。
Will・Can・Mustの輪の手順
- STEP1モチベーショングラフとSTEP2マインドマップを中心にWill(実現したいこと)をまとめる
- STEP3スキルやキャリアの棚卸しを中心にCan(できること、できるようになりたいこと)をまとめる
- Will(実現したいこと)とCan(できること)からMust(やるべきことや求められるもの)をまとめる
最後に自己分析のまとめ作業に入ります。この作業を行うことで、一貫したキャリアプランや自己分析が完成します。
人生を振り返るモチベーショングラフや性格を深掘りするマインドマップで発見した自分の内面から、やりたいことや実現したいことを書き出していきましょう。
仕事と関係ないことであれば、それを実現するためにどのような仕事をすべきか、どんな業務なら同じ気持ちになれるかなどを考えて転職につなげていきます。
Will(実現したいこと)の例
- 在宅ワークで副業したい
- 家族との時間を大事にしたい→休みを取りやすい環境がいい
- チームで何かを成し遂げる仕事がしたい
- 年収は800万円以上がいい
- チームで何かを成し遂げる仕事がしたい
- 海外で暮らしたい→英語力が鍛えられる仕事がいい
次はスキルやキャリアの棚卸しでまとめた内容を中心に、自分にできることを書いていきます。業務的にできることだけではなく、STEP1~2で見つけた内面的な強みも含めましょう。
弱みや短所も同時に書いていきます。これまでの経験から苦手だと感じること、克服したいことを書き出します。このとき、弱みと一緒にポジティブな言い換えも考えておくのがおすすめです。
Can(できること、できるようになりたいこと)の例
- マーケティングの基礎知識がある
- 簿記の資格を持っている
- 後輩への指導ができる
- 新しいアイデアを考えるのが得意
- すぐに自分の考えがでない(熟考できる)
- 細かいことに気が付かない(楽観的で動じない)
- ネガティブ思考(リスクを考えて動ける)
最後に今後成し遂げるべきことや周りから求められるものをまとめて、自分がやるべきことを考えます。
やるべきことがわかれば、あとは行動に移せる企業を選ぶだけでOKです。Mustを見ただけではどんな仕事を選べばいいかわからない方は、時間を取って考えて隣に書き足していきましょう。
Must(やるべきことや求められるもの)の例
- コンサルタントになるために営業スキルを身につける(→未経験でもできる営業職を探そう)
- 企業するために専門学校に通う(→副業ができる企業に転職してお金を貯めよう)
オリジナルのプラスな言葉に!転職活動に使える自己分析のポイント
転職活動に活かすための自己分析のポイントは、次の3つです。
転職活動に使える自己分析のポイント
- 嘘をつかない
- 転職活動を意識しすぎない
- オリジナル性を持たせる
- マイナスなことはプラスの言い換えをする
自己分析を行うときは、最初は転職活動で使うことを考えず素直に答えていくことが大切です。転職活動を意識しすぎると、無意識に本当の気持ちを隠してしまうことがあります。
結果が出たあと、マイナスな言葉やよくある表現をオリジナル性のあるポジティブな言葉に言い換えることで、転職活動に活かせる自己分析ができます。
ただし、オリジナル性を持たせることやマイナスのことをプラスに言い換えることは自分1人では上手くできない場合があります。
転職エージェントに相談することで、これまで気づかなかった自分の強みやマイナスの部分をどのように伝えるべきかアドバイスをもらうことができるので、担当のキャリアアドバイザーと一緒に自己分析を進めていくことがおすすめです。
以下の記事では、おすすめの転職エージェントについて紹介しているので、合わせてチェックしてみましょう。
おすすめの転職エージェント特集をチェック!
おすすめの転職エージェント!評判や選び方を紹介
転職時の自己分析が進まない!うまくできないときにやるべきこと
就活のときは深く考えずに進められても、転職時の自己分析はこれまでの社会人経験も含めるのでうまく進められないことも多いです。
自分の性格をうまく言語化できなかったり自己分析でしっくりこなかったりと、スムーズにいかない方は次の4つの方法を試してみましょう。
- なぜなぜ分析で深掘りする
- 日常生活の中で本当の自分を探す
- エージェントや家族に相談する
- サイトやアプリのツールを利用する
-
1なぜなぜ分析で深掘りする
自己分析に行き詰まったときは、なぜ?と自問自答しながら深掘りするのがおすすめです。特に、自分のやりたいことや興味関心、価値観を考えるときに効果的です。
これはなぜなぜ分析と呼ばれ、元々は問題に対して5回理由を問うことで、解決策を見つけ出すものでした。企業の問題解決などに利用されることが多いですが、自己分析でも有効です。なぜなぜ分析の具体例
- 「ネガティブ思考である」
- なぜネガティブ?自分に自信がないから
- なぜ自信がない?失敗が多いから
- なぜ失敗が多いと感じる?完璧主義だから失敗に感じる
- なぜ完璧主義?完成度の高さが重要だと思うから
- 完成度の高さはなぜ重要?完成度の高いものが周りから評価されるから
このように、1つの物事に対して5回質問を行います。ただ、単にネガティブ思考だと思っていても、なぜなぜ分析を行うことで周りから評価されることを重要視していたり完璧主義な一面が見えたりします。
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2普段の生活の中で本当の自分を探す
机の上に向かってノートを見つめていても自己分析がうまくいかないことがあります。考えすぎてなにも思いつかなくなったときは、あえて自己分析の時間を取らずに日常生活の中で探してみるのもおすすめです。
友達と話しているときに自分のこだわりに気が付いたり嬉しい気分になったときにやりたいことのヒントがあったりと、普段の暮らしで自分の価値観が見つかることがあります。
自己分析は本当の自分を見つける手段なので、柔軟性や素直さが大切です。リラックスした状態で自分について考える時間を増やしましょう。 -
3エージェントや家族に相談する
第三者から自分を見てもらうのも効果的な方法です。第三者からの意見は企業からの印象にもつながりやすく、企業との面接や書類審査に活かしやすいです。
自分の内面を深掘りしたい方は家族や友人など身近な人に相談してみましょう。
また、転職活動に直結するような志望動機やキャリアプランを考える場合は転職エージェントに相談するのもおすすめです。
転職エージェントは多くの転職者と関わってきているので、1人1人のよさや企業との相性がわかります。
転職エージェントをうまく活用することで自己分析はもちろん、企業選びや選考対策もスムーズに進めることができます。 -
4サイトやアプリのツールを利用する
自分1人ではうまく深掘りできないときはツールを使って診断してみましょう。マイナビやリクナビなど多くの転職サイトでは、自己分析に使える診断ツールを提供しています。
無料で使えるものが多く、心理テストのようにゲーム感覚でできるので楽しく自己分析を進められます。
長所や適職などジャンルを絞って診断することができ、自分がうまく分析できていないところだけを深掘りすることが可能です。
また、理解していると思っていてもツールを使ってみると意外な一面が見えてくることもあるので、一度試してみるのがおすすめです。
転職の自己分析「価値観」の診断におすすめ無料ツール・アプリ3選
自己分析の中でも自分の価値観を知りたい方におすすめのツールを紹介します。どれも無料で使うことができ、すぐに始められるので手軽に自己分析をしたい方はぜひ参考にしてください。
dodaの転職タイプ診断
会員登録 | 不要 |
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所要時間 | 約7分 |
質問数 | 60問 |
doda転職タイプ診断でわかること
- 転職のタイプ(転職先の探し方など)
- 現職への満足度
豊富な求人数と手厚いサポートが魅力の転職エージェントdodaが運営する自己分析ツールで、転職先を見つけるうえでのポイントや現職への満足度がわかります。
自己分析に役立つことに加え、選考にそのまま使える内容もあるので転職活動に活かしやすいのが特徴です。dodaへの登録不要かつ無料ですぐに診断できるので、手間をかけずに自己分析したい方におすすめです。
リクナビNEXTの3分間適職診断
会員登録 | 不要 |
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所要時間 | 約3分 |
質問数 | 22問 |
リクナビNEXT3分間適職診断でわかること
- 仕事選びの価値観
- 隠れた性格
簡単に自分の性格や仕事に対する考え方を知りたい方におすすめなのがリクナビNWXTの適職診断です。22問約3分で気軽にできるのが嬉しいポイントで、登録不要ですぐに始められます。
休みややりがいなど仕事を選ぶうえでの価値観や自分では気が付かない性格がわかるので、自己分析に行き詰まったときにヒントを得ることができます。
リクナビNEXTについて詳しく知るなら
リクナビNEXTの評判や使い方についてはこちらをチェック!
マイナビ転職の適性診断
会員登録 | 必要 |
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所要時間 | – |
質問数 | – |
マイナビ転職の適性診断でわかること
- 自分の強みや弱み
- 仕事選びの基準
- 適性にマッチした求人
マイナビ転職の会員限定の適性診断では仕事の適性について詳しく診断してくれます。行動傾向がわかるパーソナリティ診断と価値観がわかるバリュー診断を行い、自分に合う仕事や選ぶ基準を知ることができます。
診断結果は保存が可能で、結果をもとにマッチする求人を探してくれるのも嬉しいポイント。マイナビ転職を使って転職活動をしようと思っている方は利用するのがおすすめです。
転職の自己分析「強み」の診断におすすめ無料ツール・アプリ3選
自分の長所や強みがわからない方におすすめのツールやアプリを紹介します。自己分析の中でも客観的に自分のよさを見つけるのは難しいですが、企業にしっかりとアピールできた方が選考通過率はアップします。
自分を売り込んでいくためにもツールをうまく使って自分の強みを見つけていきましょう。
dodaのキャリアタイプ診断
会員登録 | 必要 |
---|---|
所要時間 | 約10分 |
質問数 | 120問 |
dodaのキャリアタイプ診断でわかること
- 性格・気質上の強みや弱み
- 自分の能力
- 普段何を基準にして行動しているか
- 仕事のスタイル
- 向いている企業風土
120個の質問で性格から向いている企業の雰囲気まで細かく分析できるdodaのキャリアタイプ診断は、自分の能力や性格の傾向を6つのスコアで判定してくれます。
スコアは外向性や緻密性など転職活動に役立つものばかりなので、企業選びにも活用することができます。
仕事スタイルや企業風土がわかるのも特徴で、自分では深掘りしにくいところまでしっかりと診断してくれるので自己分析が苦手な方におすすめです。
リクナビNEXTのグッドポイント診断
会員登録 | 必要 |
---|---|
所要時間 | 約30分 |
質問数 | 293問 |
リクナビNEXTのグッドポイント診断でわかること
- 18種類から5つの強みがわかる
- 周りからの評価
全293問とボリュームたっぷりのグッドポイント診断は、時間をかけて自己分析をしたい方におすすめのツールです。社交性や継続力など18種類の中から5つの強みを見つけ出し、周囲からのどう思われているかも詳しく解説してくれます。
診断結果はリクナビNEXTで企業に応募するときに添付することが可能なので、転職活動にすぐに活かすことができます。
会員登録が必要ですが、費用はかからないので時間をかけて自分を知りたい方は利用してみましょう。
CIYのトーテム診断
会員登録 | 必要 |
---|---|
所要時間 | 約10分 |
質問数 | 108問 |
CIYのトーテム診断でわかること
- 生まれ持った資質
- 今の自分の才能と性格
- 対人関係で出やすい性格
- 理想の人物像
自己PR文を自動生成してくれるトーテム診断は、トーテムと呼ばれる複数のタイプから自分に合うものを選んでくれます。診断結果はキャラクターで、質問も好きな写真を選ぶなど楽しく自己分析ができる要素が詰まっているのも魅力です。
生まれ持った資質や才能など強みを具体的に知ることができ、結果から自己PR文を作ってくれるので書類作成にも役立ちます。スマホとPCのどちらからでも利用することができます。
自己分析の結果を転職活動に活かす方法
自己分析の結果は転職活動に活かさなければ意味がありません。自己アピールや志望動機だけでなく、企業選びや内定後の判断に利用することもできます。自己分析の結果を転職活動に活かして理想の転職先を見つけましょう。
企業選びや内定後の判断に使う
自己分析で仕事に対する価値観がわかれば、企業選びや内定後の判断がしやすくなります。企業選びは自分に合う転職先を見つけるうえで非常に大切ですが、いくらやりたい仕事でも福利厚生や企業の雰囲気に納得できなければ働き続けるのは難しいです。
自己分析を行うことで、ライフワークバランスや仕事のスタイルを明確にできるので理想の企業も見つけやすくなります。
また、複数の内定をもらった際の判断基準にも利用でき、より理想の働き方に近い企業を選ぶことができるので転職活動をスムーズに進められます。
過去の実績から取りたい人材だと思わせる
転職活動において、人材として“機能する”ことのわかりやすい証明は“過去の実績の提示”と“その再現性の証明”です。自己分析でスキルやキャリアの棚卸しを行った結果は、企業へのアピールにつながります。
過去の実績事実については、職種ごとに表現方法は異なります。どんなところを面接官が評価軸としてみるのか?簡単ですがいくつかの職種ごとの評価基準参考例を紹介します。
営業職であれば月間新規クライアント獲得数や月間・年間新規売上額、各種表彰実績など、できるだけ個人力が反映された実績が響くでしょう。
特にまずは従来の手法を忍耐強く実行し、次に課題を発見し自分の頭で考えた改善策によってパフォーマンスが上がった事例などは評価が高まります。
もともと在籍していた企業の仕組みが優秀なのか、あなた自身のビジネス力なのかを判断してくるのです。多くの企業は営業は主力部隊であるケースが多く、下を育てまとめ上げる力も重要視される傾向が強いのも特徴です。
マーケティング関係だと、リスティング広告やSEOの運営によるリターン額の向上に、自分がどれだけ貢献したか等がアピールポイントになります。
その時重要なのは、Googleアナリティクス等の解析によって、どんな問題点を発見し、その解決施策と成果の相関関係を自分の言葉できちんと言えるかどうかです。
先方は、あなたに確信があるかどうかを見ています。特にクリエイティブをクリエイティブ論ではなく、再生回数や滞在時間、直帰率の変動といった数字とKPI(経営指標)のつながりで語れるとインパクトは大きいでしょう。
クリエイティブ関係は、過去のポートフォリオ実績とそこで自分が果たした役割、そして成果との相関関係を話せることが重要です。
特にマネジメント層になってくると、自分の経験値をいかに越える選択肢を適用できるかといったテーマもあります。
そういった職種ごとの技術単体ではなく、技術と経営の一体的な視点で話せることで、クリエイティブや技術のわかる経営層予備軍としてキャリアが開けてくるのです。
企業の経営情報は対外的に閉鎖性が高いものなので、そういったデータにアクセスできるポジションを獲得することはキャリア形成上重要です。
面接や書類で使える自己アピールに反映する
自己分析の結果は自己アピールに反映できますが、各企業に合わせて作ることが大切です。
転職活動においては、過去の自分の実績トークはクライアント側からすると、見慣れた風景です。事前に職務経歴書に目を通している側からすると、繰り返し同じことを話されることは退屈極まりないでしょうし、ヘタしたら単なる自慢話になりかねません。
ここで重要なのは応用トークです。
「私はA社では、○○という役割で、○○の成果を出しました。それを御社に当てはめると、○○○ということだと考えています」
過去の実績を踏まえた上で、そこでのノウハウを生かして新天地でどう貢献できるかをアピールする必要があります。
全体把握する力、各論も論じれる力、何より利益構造を作るために過去の実績を再現する力を求人企業に証明できれば、採用にかなり近づくでしょう。
その説明は何回も自分の中でロールプレイングし、滑らかにスマートに、数字部分等は印象づくようにゆっくりプレゼンできるようにして下さい。
徹底した自己分析で理想の転職先を見つけよう
転職活動で行う自己分析は企業とのミスマッチやを防ぐため、就活時よりも時間をかけて行わなければいけません。
さまざま視点から自分を見つめ直し、ツールや第三者からの意見を参考にして充実した自己分析を行うことで、スムーズに転職活動を進めることができます。
自分に合う企業を見つけて、転職を一発で成功させたい方は自己分析を入念に行うようにしましょう。