転職エージェントの面談内容は?オンラインの服装や準備するものも紹介
※この記事はプロモーションを含みます。
転職エージェントの登録後にまず行うのが面談です。転職エージェントではすぐに企業を紹介するわけではなく、最初に転職者の希望と紹介企業をマッチングさせるためのヒアリングを行います。
面談時の印象やキャリアの中身によって、今後紹介される求人の量やサポートの質が変わってくるので事前に対策しておくことが大切です。
そこで本記事では、転職エージェントとの面談で聞かれることや成功させるポイントを解説します。エージェントに好印象を与えて幸先のよいスタートを切りたい方は必見です。
転職エージェントの面談とは?目的や内容は?
転職エージェントとの面談の役割は「転職エージェントと相談して転職の方向性を決める」ことです。転職エージェントは面談をして、あなたのこれまでの経歴や転職に関する要望をヒアリングします。
ヒアリングした内容から紹介する転職先を決めていくため、面談が転職のカギを握っているといっても過言ではありません。
面談はエージェントに登録することで受けることができ、自分で日程を決めてWEBから予約する場合とエージェントと電話で相談する場合があります。
転職エージェントと面談を行う理由
最初に転職エージェントと面談を行う理由は「お互いをよく知ってスムーズに転職活動を進めるため」です。
転職エージェント側が面談を行うメリット
- 紹介できる求人の方向性を決められる
- 転職者の強みがわかる
転職者が面談を行うメリット
- エージェントとの相性を知ることができる
- 自分のことを企業にアピールしてもらいやすくなる
転職エージェントを利用した転職活動ではエージェントが企業に推薦することが多く、面談でのイメージが企業への印象に影響を与える可能性が高いです。
また、転職者もエージェントとの相性をチェックする機会になるので、お互いにメリットが多くあります。
転職活動を始めて間もない人は「いきなり面談は緊張する」と身構えてしまうかもしれません。
しかし、面談で希望条件を上手に伝えられれば自分にマッチした求人を紹介してもらって望み通りの転職を実現できる可能性が高まります。
面談の主な内容
転職エージェントとの面談の内容は主に以下のようになります。
転職エージェント面談の主な内容
- 転職者へのヒアリング
- 経歴をもとにおすすめの求人を紹介
- 転職エージェントが転職の動向を伝える
- 履歴書や職務経歴書の添削
面談でエージェントに聞かれる項目は以下のとおりです。
- 履歴書や職務経歴書の深堀り
- これまでの経歴や持っているスキル
- 前職の退職理由や転職理由
- 転職先の希望条件
- 今後のキャリアプラン
面談では転職者へのヒアリングのあと求人の紹介や履歴書などの添削を行い、今後の転職活動の流れを説明してもらいます。
エージェント側が進めてくれるので基本的には聞かれたことに答えていきますが、わからないことはすぐに質問するなど積極的に参加することが大切です。
面談の予約はWEBから行う
面談は予約フォームなどから自分で行う方法とエージェントとの電話で決定する方法があります。
自分で予約するときの手順
- 公式サイトから転職エージェントに申し込む
- 面談の日程を決める
- 予約フォームやメールで面談の予定を送る
転職エージェントに登録後に面談についてのメールがくるので、指定された方法で予約を行います。
メールでエージェントと相談して決める場合は面談できる日程を複数提示するようにしましょう。
エージェントと電話で決めるときの手順
- 公式サイトから転職エージェントに申し込む
- エージェントから電話がかかってくる
- 口頭で面談の日程を決定する
初めて転職エージェントに登録すると、数日以内に個別面談申し込みの連絡が送られてきます。登録後数時間以内に電話がかかってくる場合もあるので、転職エージェントに登録する前に予定を確認して日程をすぐに伝えられるように準備しておきましょう。
転職エージェントとの面談で準備しておくべきこと
転職エージェントとの面談は企業との面接ほど緊張感を持って臨む必要はありませんが、質問にある程度答えられるように準備していくことで面談がスムーズに進みます。
また、事前に用意した内容をもとに自分のことを正確に伝えることで、エージェントに好印象を持ってもらえるので必ず準備を行いましょう。
面談前に準備しておくことを編集部からのアドバイスとともに紹介します。
自分のキャリアを明確にしておく
まずは前職で身につけたスキルや将来のキャリアプランなどを明確にしましょう。面談時のヒアリングでは必ずキャリアについて聞かれるので、活かせる資格やスキルをはっきりとさせて転職後の方向性を定めておく必要があります。
スキルや経験の棚卸しポイント
- 成功経験は相手企業・役割・プロセス・結果まで具体的に書き出す
- 分野は絞り込まず思いつくすべての経験を話せるようにしておく
- 数字や賞などを用いてわかりやすくする
資格や成功体験は転職先で活かせる重要なスキルなので、エージェント側が深く知りたい情報です。
転職者の中には自分の実務スキルを過小評価しているために、企業面接でアピールポイントを上手に話せない人がいます。
キャリアアドバイザーとの面談の中で思いがけない自分の強みや、未経験業界でも生かせる実務スキルを発見できるかもしれないので、思いつく実務経験や実務スキルを面談前に整理しておきましょう。
また、結果だけでなく成功するまでの過程に転職者のアピールポイントが見つかることもあります。実績を書き出すときは、チーム内のポジションや相手企業とのやり取りまで明確にしておくのがおすすめです。
将来のキャリアプランを考える手順
- 自己分析をして興味があること、大切にしたい価値観、憧れるものなどを書き出す
- 自己分析の結果から理想の将来像を考える
- 現在の状況を具体的に書き出す
- 理想の将来像を目指すための道筋を明確にする
まず最初のステップでは、過去を振り返って興味がある分野や譲れない価値観などを決めていきます。自己分析では仕事や学業に縛られず、幼少期にハマっていた遊びや学生時代に熱中していた趣味も書き出すのがおすすめです。
ていねいに自己分析を行うことで自分でも気が付かなかった内面を知ることができ、理想の将来像を見つける手助けになるので一番時間をかけるべきステップです。
自己分析のあとは今後のキャリアプランを考えていきます。職業やポジションはもちろん、働き方や達成したいことなどを見つけて具体化しましょう。
最後は現在の状況を整理して目標を達成するための道筋を決めたら完成です。ここまで具体的に考えておくことで、エージェントとの面談でも言葉に詰まることなく説得力のある発言ができます。
また、その場で決めたりよく考えずにぼんやりしたままにしたりと、適当に決めると転職先にギャップが出る可能性があります。
転職者の希望に合わせた企業を紹介するサービスのためキャリアプランもエージェントが重要視するポイントの1つです。
転職理由や希望条件は事前に細かく決める
エージェントとの面談ではやはり転職に関する質問も多いです。転職する理由や希望条件を事前にまとめておくことで、エージェント側もマッチする企業を紹介しやすくなります。
転職理由はネガティブなものでも問題ないので、はっきりと決めておくことが大切です。ネガティブな理由である場合は、面接時にどのように言い換えるかエージェントと相談します。
転職エージェントは無料で利用できますがあくまでもビジネスなので、売上目標なども当然あります。
転職エージェントのビジネスモデルを簡単に紹介すると、企業が求めている人を紹介し採用となって初めて企業から報酬を得る事ができます。
そのため、転職したい理由があいまいな人よりも、転職したい理由がはっきりしている人の方が転職を真剣に考えているといえます。だからこそ面談の前に、転職したい理由をまとめてエージェントに転職する意思があることを伝えることが重要です。
転職したい理由を事前にまとめておくことで、面談の時には「この人は本当に転職したいんだな」とエージェントはより親身になって相談に乗ってくれます。
キャリアアドバイザーが転職のプロだと言っても、希望通りの求人を紹介してくれるとは限りません。
業界や職種、年収や残業時間など、「譲れない条件」と「妥協できる条件」とで優先順位を立てておくことで、希望をできるだけ多く満たした求人を紹介してもらえる可能性が高まります。
条件の優先順位付けを手間に感じるかもしれませんが、希望通りの企業に転職するためには欠かせない作業です。以下は、希望条件の考え方と面談での伝え方の例です。
- 大手企業重視の場合
譲れない条件 | 業績 |
---|---|
妥協できる条件 | 勤務地、転勤の有無 |
希望条件を伝える例文 | 前職が倒産の危機に陥ったので、業績が安定している業界大手企業への転職を考えています。 定年を迎えるまで同じ会社で働き続けるためにも、全国転勤は受け入れようと思います。 |
- 業界重視の場合
譲れない条件 | 業界 |
---|---|
妥協できる条件 | 職種 |
希望条件を伝える例文 | 営業職からマスコミ業界への転職を考えています。 前職の職務経験をもとにスキルを生かせそうな広告の営業職でマスコミ業界に携わっていくことにしました。 |
- 経験・キャリア重視の場合
譲れない条件 | 社内外での研修 |
---|---|
妥協できる条件 | 給与アップ |
希望条件を伝える例文 | IT業界でエンジニアをしていますが、エンジニア自体の給与が下がっているとのこと。 IT業界で働き続けるにはもっとスキルが必要だと気づいたので、目先の給与アップでなく、実力をつけて給与を上げていこうと考えています。 |
面談で転職エージェントにどんな業種が向いているのかという事や、給料や条件面についても相談することはできます。
しかし、あなたにもし明確な転職したい業種や、叶えたい給料や条件面があるのであれば、面談の前にノートなどにまとめておくべきです。
ただ転職したいという理由だけだと、エージェント側からすると「転職してもまたすぐ転職するのでは?」なんて思う人もいます。
そのため具体的に転職後のビジョンがあるのなら、ノートなどに書いて整理してから面談を受けた方が、あなたの意思もブレないし、エージェントも具体的な提案をしやすいです。
面談までの事前に電話で聞かれる事もありますが、どんな業種に転職をしたいのか?希望する給料や条件面は?など、何を目的に転職したいのか整理しておく事も忘れずに。
履歴書や職務経歴書を作成
事前に考えたキャリアプランや転職理由をもとに履歴書や職務履歴書を作成します。
面談前に送る履歴書・職務経歴書は下書きレベルで大丈夫です。当日初めて提出するよりも、事前に送っておいたほうが時間をかけて入念に書類添削を行ってくれます。
書類作成の時間がないという方でも経歴を箇条書きでまとめたものを提出しておくべきです。書類添削はめったにない機会なので、自分では気づかない書き足りない部分や伝え方のニュアンスなどを教えてもらうようにしましょう。
転職エージェントによっては、先に職務経歴書などを送って欲しいというところもあります。送って欲しいと言われなくても面談では必須なので必ず用意する必要があります。
職務経歴書の書き方については以下を確認!
転職の職務経歴書とは?簡単にわかる書き方!履歴書との違いや例文も
転職エージェントとの面談当日の持ち物や服装は?
いよいよ面談当日です。当日はマナーを守ってリラックスして挑みましょう。
持ち物は多くなく、服装もオフィスカジュアルであれば問題ありません。面談時間はおよそ1~2時間程度です。
当日の持ち物と必要なもののチェックリスト
転職エージェントとの面談当日の持ち物
- 履歴書
- 職務経歴書
- 身分証(免許証や保険証)
- 筆記用具
履歴書や職務経歴書を事前に提出しているのであれば、面談当日は必要ありません。
身分証に関しては、転職エージェントの中には本人確認を行う会社もあるので、念のため持っておいた方が良いです。
筆記用具に関してもペンとノートを持っていれば問題ないです。
また、現職の名刺は必要ありません。転職面談では名刺の有無はマナー違反ではなく、キャリアアドバイザーも名刺を求めてくることはほとんどありません。
面談当日チェックリスト
- 履歴書・職務経歴書の準備はできた?
- 転職したい理由はまとめた?
- 転職を希望する業種や職種は整理した?
- 希望する給料や条件面はまとめた?
- 筆記用具の準備はした?
- 念のため身分証も持った?
- 服装はオフィスカジュアル、もしくはスーツ?
服装はオフィスカジュアルやスーツがおすすめ
面談にはビジネススーツを着ていくのがベストですが、基本的に自由です。しかし、Tシャツやサンダルなどのラフすぎるスタイルはビジネスマナーがないと判断され、転職サポートに影響が出るかもしれません。
男性は襟のついたシャツやジャケット、スラックス、革靴。女性は装飾を抑えたシャツやジャケット、落ち着いた色合いのスラックス、パンプスなど、清潔感のあるオフィスカジュアルで面談に臨むとよいでしょう。
転職エージェントの面談へ行く服装が、なぜカジュアルな普段着がNGなのかというと、エージェントとの面談が終わった後日、企業との面接があるわけです。
面談にカジュアルな服装で行ってしまうと、エージェントによっては、面接の時にもこの服装で行くのかな、と不安に思うエージェントも中にはいます。
なので服装でそんなイメージを持たれないためにも、転職エージェントの面談を受ける服装はカジュアルな普段着はやめておいた方が無難です。
面談前に服装について電話があることもあります。特に正解は無いのですがスーツでもオフィスカジュアルでも問題ありません。
服装だけで判断することは無いですが、一応面談もビジネスの場なので常識的な範囲であればスーツでもカジュアルでも問題はないです。
面談の時間は1~2時間程度
面談の時間は1~2時間程度かかることが多いので、時間に余裕を持った日時で予約しましょう。
ただし、事前の書類が充実していてヒアリングがスムーズに進めば30分程度で終わることもあります。
人によって面談の時間は違うため、面談後に予定がある方は事前にエージェントに相談しておくのがおすすめです。
転職エージェントとの面談は何を話す?流れをチェック
面談当日の流れは基本的に以下のようになります。
- 自己紹介
- 経歴の確認
- 転職の方向性の確認
- 求人の提案
- 求人の説明
- 応募する求人の相談・選定
- 日程調整
面談が転職エージェントとあなたの初対面の場になりますよね。まずは軽い挨拶とお互いの自己紹介をします。
第一印象は非常に大切になるので、笑顔でハキハキとした口調で話すようにしましょう。
転職エージェントはエージェント会社に登録した内容から、あなたのある程度の経歴などは知っています。
しかし、詳しい経歴や現在の仕事内容については登録内容だけでは分かりません。そのため職務経歴書や現在の仕事内容のヒアリングが行われます。
履歴書・職務経歴書を手元に用意し、深堀りされても答えられるように確認しておきましょう。
あなたのこれまでの経歴をエージェントに話したうえで、転職したい理由や希望する職種、望んでいる給料や条件面などの確認があります。
ここで事前に準備した転職理由、希望する職種や条件を話します。職務経歴書などに記入した内容との整合性が取れているか確認しながら、落ち着いて話すようにしましょう。
あなたの希望する職種や望んでいる条件を聞いたうえで、転職エージェントはあなたの求めている条件に近い求人案件を提案してくれます。
提案された求人案件について、どういった企業でどんな条件なのかを転職エージェントが説明してくれます。
あとでファイルでまとめたものを貰える場合もありますが、積極性を見せるために筆記用具とノートを使ってメモするのがおすすめです。
一通り説明が終わった後で、どの企業がベストな転職先なのか転職エージェントと一緒に相談し、実際に応募する企業の選定をします。
事前に明確にした希望する条件や職種に合っているか確認しながら、どの企業に応募するのがベストなのか判断しましょう。興味のない企業は断っても問題ありませんが、まずは書類選考だけでも挑戦することで転職先の幅を広げることができます。
その場で応募する企業が決まったのであれば、転職エージェントと相談して企業の面接を受ける候補日などのスケジュール調整をします。
希望する案件がなかった場合は、もう一度スケジュール調整をして面談をします。
面談終了時には必ず目を見てお礼を述べましょう。また、絶対ではありませんがメールでお礼の連絡を入れると、さらに好印象を与えることができます。
順番が前後することはありますが、基本的にはどの転職エージェントでも同じような流れで面談を行います。
転職エージェントと行うのはあくまでも面談なので、面接のように必要以上に緊張することはありません。失敗したら転職先がなくなるわけではないため、リラックスして前向きにコミュニケーションを取るように心がけましょう。
編集部が教える!転職エージェントとの面談を成功させるコツ
ただ聞かれたことに答えるだけでは、転職エージェントとの面談のメリットを最大限に活かすことができません。
自分の考えを積極的に伝えたり転職活動のコツを聞いたりすることで、転職者が学べるだけでなくエージェント側も求人を紹介する意欲が出てきます。
ここでは編集部が考察した面談でのアドバイスを紹介するので、面談を転職活動の大きな一歩にしたい方はぜひ参考にしてください。
緊張から控え目な人も多いですが、もっと積極的に「エージェントを利用して絶対に転職を成功させる!」という熱意がある方がエージェント側も意欲が高くなります。
それに転職の場合は社会人経験もあるので分かったふりをする人も多いです。些細なことでも疑問に思うことがあればエージェントに聞くのがおすすめです。
嘘や隠し事をせずにホンネで会話する
面談はどこまで話していいのか不安を持つ人もいるかもしれませんが、どの転職エージェントも守秘義務を徹底しており、企業側に話した内容が伝わることはありません。
エージェント側もフランクに接しようと気を遣っているので、気になることをまずは話してみましょう。本音で伝えることは求人のミスマッチを防ぐために必要不可欠です。
ほかの転職エージェントを使っていることも伝えよう
今後の転職活動をスムーズに進めるためには、ほかの転職エージェントの利用を伝えておくことが大切です。転職エージェントを複数利用するのは悪いことではありません。
今後転職活動の進捗や選考企業を確認する際に他エージェントの利用状況を把握しておかないと、選考企業が被ってしまうことがあります。
利用している転職エージェントについても隠さず本当のことを話しましょう。
書類や面接に不安があるならチェックしてもらう
転職しよう!となって久しぶりに応募書類を作成しようとしても、なかなか手が進まなかったり、上手く書けない人も多いです。そんな人こそ、自分で書いた職務経歴書をエージェントに添削してもらってください。
「社会人だからそれぐらい自分でできないと…」と思われるかもしれませんが、書類が上手く書けていない人は多いです。面談の時にエージェントと一緒に作成することで、格段に良い応募書類を作ることができます。
また、面接対策をしてもらうのもおすすめです。言わなくても模擬面接をしてくれるエージェントもありますが、もしあなたが面接に不安があるのなら「模擬面接をしてほしい」とエージェントに申し出てください。
書類作成と同じで、模擬面接をすることで本番の企業の面接もクオリティが上がります。
提案された気になる求人は細かい事まで聞いてメモを取る
面談で提案された求人の中で、気になる案件があったのであればどんな細かいことでもエージェントに聞いてメモを取ることです。耳で聞いて覚えようとしても、聞き間違いや忘れてしまうことも多く、不安に繋がることもあります。
メモをしておくことで、家に帰ってからでもじっくり考えることができます。
給料や条件面に不安があるならエージェントに改めて確認してもらう
単に違う仕事にチャレンジしたい。というだけでなく、給料や条件面を目的に転職する人も多いです。提案された求人の給料や条件に気になる部分があるのであれば、納得いくまで担当のエージェントに確認してもらってください。
エージェントであれば企業の担当者に直接聞いてもらうことができます。もちろん企業からの印象が悪くなることはございません。
転職する意欲があることをエージェントに分かるように伝える
転職エージェントは転職したい人を企業に紹介し、採用になって初めて報酬がもらえるビジネスモデルなので、転職する意欲が感じられない人は企業に強く推薦できません。
なので、転職する意欲が強い人の方が多くの求人を紹介してもいやすいので、転職活動が有利に進みます。
転職したい気持ちが強い場合は、あえて言葉に出して転職する意欲があることをアピールするのがおすすめです。
転職エージェントとの面談で絶対にやってはいけないこと
あまり気負いせず面談を受けるべきですが、最低限のマナーは守る必要があります。
経歴詐称や無断遅刻、ネガティブな発言ばかりで転職への意欲がないといった行動は転職エージェントの評価が下がるだけでなく、今後選考企業にも迷惑をかける可能性があります。
企業との面接の予行練習だと思って、やってはいけないことを確認してから面談に臨むようにしましょう。
本音で話すことは大切ですが、それ以前に経歴や資格を詐称してはいけません。いい企業を紹介してもらいたいからといって持っていない資格を書いたり嘘の経歴を話したりすると、転職後に大きなミスマッチが起きてしまいます。
また、エージェントとの面談でうまくいったとしても、企業との面接で必ずボロが出ます。エージェントと企業の両方から信頼を失うと今後の転職活動にも大きな支障が出るので、自信がなくても本当のことだけを話しましょう。
遅刻やキャンセルは社会人としてのマナーが疑われてしまいます。特に、無断遅刻や当日ドタキャンをすると転職先を紹介してもらうのは難しくなります。
しかし、交通機関の遅れや体調不良などのやむを得ない理由で時間通り面談に行けないこともありますよね。
遅刻や欠席をする場合はわかった時点ですぐに連絡をして、誠意を持って対応しましょう。
本音で伝えることが大事ですが、前職・現職の不平・不満ばかり並べていては解決策を考えることができません。できるだけまとめて話す心構えを持ちましょう。
自分と同じような悩みを持った転職者がこれまでいたか?その人はどんな道に進んで何をしているか?など、自分と同じ境遇の転職者の話を聞いて転職活動の参考にするのも一つの手です。
電話やZoomも!転職エージェントとの面談はオンラインの場合もある
最近ではWEBや電話などオンラインでの面談がありますが、目的は対面での面談と変わりません。転職したい業界や職種だけでなく、詳しい条件やこれまでのキャリアについても詳しく話す必要があります。
転職理由や希望年収など細かいことも聞かれるので、オンラインであってもあらかじめ自分のなかで転職の方向性を考えておいたほうがスムーズに面談が進むでしょう。
WEBの面談にかかる時間の目安は、30分から1時間程度です。簡潔に自分の状況を説明できれば、短い時間で電話面談が済むこともあります。一方、これまでの経歴が複雑な場合は説明に時間がかかるので、面談時間も長くなりやすいでしょう。
オンラインと対面の違い
オンラインと対面では面談内容や紹介される求人数などに違いはありません。
紹介できる求人数は本人の経歴や希望によって決まるので、面談の方式の違いのせいで紹介される求人数が極端に変化することはありません。
内容についての違いは特にありませんが、どうしても対面よりやり取りしづらくなるのでより積極的なコミュニケーションが必要です。
オンライン面談のメリットとデメリット
オンライン面談のメリット
- 意見の合うエージェントを見つけやすくなる
- 紹介してもらえる求人の幅が広がる
- 目的に合わせて転職エージェントを使いわけられる
面談方式 | メリット | デメリット |
---|---|---|
対面 | ・通信が途切れる心配がない ・内容が聞き取りやすい |
・移動に時間がかかる ・忘れ物や遅刻の可能性がある |
オンライン | ・移動時間や交通費がかからない ・忘れ物や遅刻の心配がない ・落ち着いて面談できる |
・通信が途切れる可能性がある ・内容を聞き取れないことがある ・やる気が伝わりづらい |
オンラインは対面と違い地方に住んでいても受けることができ、移動時間がないので日程調整がしやすいというよさがあります。
もちろん、キャリアアドバイザーと直接顔を合わせたほうが意思疎通はしやすいので、希望を伝えやすいというメリットはあります。しかし、電話面談においても、しっかりと状況を伝えるようにすれば、紹介される求人数において不利にはなりません。
電話面談は、さまざまな状況の人におすすめできます。たとえば、転職エージェントのオフィスまで足を運べない人でも、電話面談ならキャリアアドバイザーと転職についての打ち合わせが可能です。
地方に住んでいる場合、近くに転職エージェントのオフィスがないこともあります。そんな場合でも、電話面談ならわざわざ遠方へ出向かなくてもいいので、余計な交通費がかかる心配がありません。
また、現職の仕事が忙しくて時間の融通がきかない人でも、電話面談なら日程の調整がしやすいでしょう。転職エージェントによっては、夜でも電話面談ができる場合があります。そのため、残業後に帰宅してからでも、落ち着いて面談が受けられます。
加えて、次に転職したい職種が未経験ではない人も電話面談が向いているでしょう。これまでの経験を活かしての転職であれば、キャリアアドバイザーの助言を受けなくても転職の方針はほぼ決まっています。よって、大まかな確認だけで済ませられるので、直接面談しなくても支障はありません。
転職エージェントオンライン面談のポイント
オンラインで面談を行うときは、次の3つのポイントを心がけましょう。
オンライン面談3つのポイント
- 履歴書や職務経歴書は早めに送る
- ネット環境を整えておく
- 服装は対面と同じがベター
服装やネット環境に配慮することで、オンラインでもエージェントに好印象を与えることができます。オンラインだからといって油断せず、対面と同様に事前の準備をしっかり行いましょう。
-
1履歴書や職務経歴書は早めに送る
対面だと当日持参の場合がありますがオンライン面談ではメールで送付する必要があり、ほとんどの場合事前に送るよういわれます。 エージェントは履歴書や職務経歴書から紹介企業を探すため、早めに送っておけばその分時間をかけて紹介する企業を探してもえらえます。 また、面談前日などギリギリに送るのはマナー的にもよくないので、面談が決まってから2~3日以内には送るのがベストです。
-
2ネット環境を整えておく
オンライン面談では声が途切れたり画面が固まったりといったトラブルが考えられます。面談の前にネット環境を整えておくことで、当日もスムーズに面談を進めることができます。
また、zoomやGoogemeetなど媒体が指定されている場合は、一度テストで繋いでおくのがおすすめです。
当日は30分前からネット環境やカメラの位置などを確認してトラブルを防ぎましょう。 -
3服装は対面と同じがベター
オンライン面談でも服装はスーツやオフィスカジュアルにしましょう。画面越しだからといってカジュアルな服装を着たりズボンを部屋着にしたりしてはいけません。
オンラインでも第一印象は非常に大切で、一見見えていないように感じてもエージェントは画面をよくチェックしています。
対面と同じようにオフィスカジュアルな恰好を心がけ、髪やメイクも清潔感のあるものにしましょう。
面談の場所は?土日もできる?転職エージェントとの面談のQ&A
初めて転職エージェントに登録したときは、面談についてさまざまな疑問が浮かびます。不安なまま面談に臨んでもなかなかうまくいきません。
エージェントとの面談に関する疑問をまとめたので、事前に解決して自信をもって面談を受けましょう。
-
登録後面談のメールはいつ返信がくる?
-
基本的には1~3日以内に連絡がきます。
エージェントへの登録が完了したら早くて24時間以内、遅くても3日以内には返信がくることが多いです。ただし、大手のエージェントだと事務作業が遅くて返信が遅くなる場合もあります。
返信が1週間以上来ない場合は問い合わせてみましょう。
-
対面の面談はどこでやるの?
-
一般的にはエージェントのオフィスに面談スペースがいくつか作られていてその面談スペースが使われます。
オフィスに面談スペースが無かったりする場合は、貸し会議室だったり、プライバシーが保たれるカフェなどで行われることも例外的にあります。
-
面談は土日もできる?
-
転職エージェントによって異なりますが土日も対応しているエージェントがあります。
リクルートエージェントは土日対応していますが、マイナビエージェントは土曜のみ対応など、休日でも面談を受けられる転職エージェントはあります。
エージェントごとに営業日は異なるので、休日の面談を受けたい人は登録前に確認してください。平日の夜間午後9~10時の面談を受け付けているエージェントも利用してみるとよいでしょう。
-
オンライン面談で使用するツールは?
-
ZoomやGooglemeetなどのツールを使用することが多いです。
オンライン面談で使う媒体は転職エージェントごとに決められておりさまざまです。Googlemeetで行う場合もあれば、LINE通話で行われることもあります。
-
担当者との相性が合わないと感じたらどうしたらいい?
-
担当者を変えてもらいましょう。
面談をしてみて相性が合わないと感じた場合はエージェント会社に連絡をして担当者の変更を申し出ましょう。直接伝えるのを避けたい方は会社の問い合わせフォームを使うことをおすすめします。
担当者の変更を伝えるときは理由と希望を冷静に伝え、怒りや不満をぶつけるような態度は取らないようにしましょう。
-
転職エージェントとの面談は求職活動実績になる?
-
面談は求職活動実績になります。
転職エージェントと面談を行ったという事実は求職活動実績になります。登録をしただけだと実績にはならないので注意しましょう。
-
面談を受けたら必ず転職をしないといけない?
-
転職しなくても問題ありません。
反対に面談で話をした結果、今の会社を辞めない方が良い場合は転職しない事薦められる場合もあります。
-
エージェントの面談を受けたことが今働いている会社にバレない?
-
バレる心配はありません。
転職エージェントの場合は求人自体も非公開で、面談するオフィスもプライバシーが守られているので心配はいりません。
転職エージェントとの面談は転職を成功させる第一歩
転職エージェントの面談は、転職者の職歴や希望条件、転職先で身につけたいスキルなど、転職者の情報をキャリアアドバイザーと共有することが最重要です。包み隠さず情報を共有することで、希望条件に合った求人を紹介してもらえます。
面談は転職のプロであるキャリアアドバイザーと話せる絶好の機会です。転職で気になったことはどんどん質問するべきで、転職理由の伝え方など企業面接に生かせそうなアドバイスをもらえるチャンスだととらえましょう。
気負って面談に向かう必要はありませんが、本気で転職を成功させたいのなら面談前の書類準備や質問する内容をまとめておくなど、ひと手間をおろそかにしてはいけません。面談を有効活用して自分に有利に転職活動を進めていきましょう。